今日は、稲築住民センターで、平成26年度自主防災活動研修会を開催しました。行政区長さんや民生委員さん等、34名の方が出席されました。
講師には、海上自衛隊でヘリコプター操縦士の経験があり、現在はそれを生かして全国各地で災害支援活動や災害ボランティアセンターの支援、防災研修会をされている、一般社団法人九州防災パートナーズの藤澤健児さんにお越しいただきました。
今日は、HUGというゲームをとおして避難所運営を学ぶという内容でした。最初に藤澤さんから、スライドを使って避難所の運営について説明があり、実際に災害が起こった地域で開設された避難所の様子を写真で見て、イメージを膨らませました。
HUGとは、H(=避難所)U(=運営)G(=ゲーム)の頭文字をとった名前で、様々な想定の『被災者カード』を、避難所に見立てた用紙(体育館)に配置しながら、次々と起こる『イベントカード』への対処をグループ皆で考えるもので、避難所の運営を模擬体験することができます。本日ゲームを行う上での災害状況の設定、ゲームのルールや仕方を教わり、5グループに分かれていざスタートです。
藤澤さんが、「〇〇歳の〇〇さんが家族3人とペットを連れて来ています」というような被災者カード、また、「災害対策本部です。毛布が200枚届きました」というようなイベントカードを次々と読み上げられます。どのグループも、みなさん立ち上がって、どのように配置し、どう対処しようかといろんな考えや意見を出しながら進められました。
みなさんはとても熱心で、積極的に取り組まれました。
ゲームが終わる頃には、避難所はいっぱいに埋め尽くされた状況になっていました。
最後に、グループごとに、ゲームの振り返りを行い、それぞれ発表し、藤澤さんからどんなことに気を付ければよかったのかという解説がありました。
今日は、避難所を運営するためには何が必要なのか、どんなことが起こるかのということをみなさんに知っていただける機会になったのではないかと思います。この研修会を今後につなげて、地域での自主防災活動を進めていきたいと感じました。