今日は、市民後見人養成講座の3日目でした。
まず、嘉麻市生活保護課の山田昌郎課長から、『生活保護制度の理解』について講義していただきました。
日本の公的扶助制度のあゆみから、生活保護制度の目的、基本原理、原則のほか、種類や申請について、また保護の要否判定について、保護基準の考え方等について基本的な事柄を学びました。
続いて、嘉麻市市民課国保年金係の原田幸治係長から、『健康保険・年金制度の理解』について講義していただきました。日本の社会保障制度の大枠について学んだあと、公的年金や後期高齢者医療制度のついて、障害年金についてを教わり、後見人として活動するために理解しておかなければならない手続きのこと等にも触れられました。
最後に、本会事務局次長の渡辺が『地域福祉権利擁護事業の理解』について講義を行いました。独自事業の実施に至るまでのあゆみについて、具体的な事業内容について、また成年後見制度との関係について話がありました。そして、支援のあるべき姿として、渡辺が実際に支援活動を行うなかでの失敗や感じている事等のエピソードも交えながら、先入感や決めつけは怖いもので、今目の前にいるその人を見ること、管理しているお金はそもそも誰のものなのかを自分でしっかり理解しておかないと、権利擁護と権利侵害は紙一重であり見極めがとても重要であること等を伝えました。
出席した16名のみなさんは今日も3コマ熱心にメモをとりながら受講されました。
次回は12月16日です。今年最後の講座となります。