9月3日、地域担当職員研修会「不登校・ひきこもりの理解と支援」に参加しました。教育文化研究所の代表である長阿彌幹生さんから、不登校の子どもを持つ親としての実体験をもとに「不登校・ひきこもりの理解と支援」について講演がありました。そこで、子どもや若者の意見を尊重することは、わがままを聞くことではなく、子どもの考えを聴いて理解し、気持ちを受け止め、相互理解や信頼関係につなげることの大事さを学びました。
午後から、当事者と家族の声としてパネルディスカッションがあり、家族からは、生きていてくれればいいと思うようになるまでの葛藤や、自分が前を向き始めたことで、関係が少しずつ良い方向へ変わったこと、当事者からは、家族が学校に行かないことを受け入れてくれたことや、同じ経験をした人たちとの出会いについて語られました。
その後、岡山県総社市社協と筑後市社協の取り組みについて実践報告があり、本会が行っているひきこもり相談支援センターやフリースペースを思い描きながら、話を聞きました。
今後、自宅中心の生活を送るご本人やご家族と出会うため、啓発活動やフリースペースなど、今日学んだことをいかしながら取り組んでいきたいと思います。