広報紙の炭鉱の記憶の取材で、山田地区の上山田にある常盤館におじゃましました。
明治10年くらいからされている旅館で、室内にはとても珍しいものがたくさんありました。
一つ目は電話です。
なんと、線をつなぐと、まだ今でも使用できるのだそうです。
受話器を持つとどっしりとした重量感がありました。
二つ目は、相撲の木戸御免です。
地方の世話人に相撲協会から交付されていたもので、木戸(入口)での入場料の支払いを免除されるのだそうです。
上山田にも大相撲が巡業にも来ていたそうで、上山田小学校には今も相撲体操が受け継がれていることも教えてくださいました。このほかにも、江戸時代、徳川家光将軍の時から35代目くらいまでの、歴代の横綱の手形もあるそうで、また伺ったときに見せていただくことになりました。
炭鉱のことだけでなく、知らなかったことをたくさん教えていただき、とてもワクワク、ドキドキする取材でした。