今日は、3日目のフォローアップ講座を開催しました。
地域移行型グループホームぼくらの家施設長の山本真理子さんから、「障害者の権利擁護」についてお話を伺いました。
山本さんは、まず人権についてしっかり理解をしておくことが大切だと話され、事例を交えて、身近にある権利侵害について説明されました。精神障がいをもつ方は一般病院での治療を断られることが多く医療を受ける権利が侵害されていること、そのために精神障がいをもち透析の治療を受けるのが難しい状況であること、トラブルがあるとすぐグループホームへの入所を拒まれたりすること、一人暮らしをしたいという希望をなかなか聞いてもらえないこと等、まだまだ権利についての理解が広まっていないことの話がありました。そしてこれらは、切迫した問題であることを強調されました。
他にも、日本の精神保健福祉の歴史や今も遅れをとっていることを伺いました。
また、生活のしづらさについての話があり、それらを理解して、そして本人の考え方や性格を知って、どんな希望を持っているのか把握したうえで関わることが大切であると言われました。
他にも、分かろうとする姿勢が大切であること、言葉じりではなく、相手の感情をつかむことが必要であることを教わりました。
今日で講義は終わりです。来週からは、グループワークそして来月は実習も始まります☆