第三期市民後見人養成講座 5日目

今日は、稲築住民センターにて第三期市民後見人養成講座の5日目を開催しました。
最初の講義は本会のかま権利擁護センター主任の渡辺が講師を務め、「日常生活自立支援事業の理解」についてというテーマでした。
はじめに、全体的な枠組みの整理として、成年後見制度、日常生活自立支援事業、地域福祉権利擁護事業それぞれの根拠、制度の対象範囲について説明がありました。次に、日常生活自立支援事業の歴史、具体的な事業の内容、嘉麻市独自の地域福祉権利擁護事業についての説明でした。最後に成年後見制度との関係、支援のあるべき姿についての説明がありました。日常生活自立支援事業は本人の意思決定の援助、成年後見制度は本人に代わっての意思決定ができること、権利擁護と権利侵害は紙一重であり本人の意思を尊重して支援を行うことが重要であることを学びました。

 

次に福岡家庭裁判所 飯塚支部 裁判所書記官の佐々木直人さんから「後見業務の実際 家庭裁判所の役割」というテーマで講義がありました。
家庭裁判所の組織と機能について、後見等開始審判申し立て事件の流れ、第三者後見等の必要性、後見人等が行う業務についての説明がありました。最後に、市民後見人としての自覚と責任について話がありました。後見人になることの責任の重大さについて学びました。

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次回の市民後見人養成講座は1月12日(火)です。

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