午前9時から、稲築住民センターを会場に災害ボランティアセンター設置運営訓練を行いました。
今回は、嘉穂総合高校大隈城山校、嘉穂東高校、嘉穂高校の生徒の皆さん、福祉推進員、福岡県精神保健福祉士協会、飯塚青年会議所、市防災対策課、本会職員など57名の参加を得て実施しました。
初めに、本会の木山事務局長から災害ボランティアセンターの役割等について説明したのち、訓練へと移りました。今回は、地震によって遠賀川の堤防が決壊し、岩崎地区に床上、床下浸水が発生しているという想定で行いました。
ボランティア受付班、ニーズ受付班、マッチング班、資材班、炊き出し班、被災者役、ボランティア役の7つに分かれ、前半と後半で所属するグループを交代しながら、ボランティア活動希望者の受け付け、被災者からの困りごとの受け付け、活動先の決定、必要資材の受け渡し、そして、活動先から戻ってからの報告までの訓練を行いました。
訓練後は、炊き出し班が作った炊き込みご飯、味噌汁をみんなで食べ、午後からは、各グループでの振り返りを行い、その後その振り返りの内容を全体で共有しました。
みなさんからは、ボランティア役をしたが、地図が分かりにくかった。その地域の住民の方に案内役を頼むことができればもっとスムーズに被災者宅まで行くことができると思うといった意見や、マッチング班では、全体のボランティア数を把握できておらず、ニーズはたくさんあるのにボランティアの数が足りなかった。優先順位をつける必要もあるし、また他の班との連携がとても大切だと感じたといった意見もありました。
また、使用した受付用紙などの様式が書きづらい、わかりにくいなどの意見もたくさんありました。
今回の訓練でいただいた意見や課題を基に、マニュアルや様式の見直しを行い、もしもの時のための備えを進めていきたいと思います。
初めて参加された高校生の方は、災害ボランティアセンターがあること自体を知らなかった。訓練に参加して、もし災害が起きたときに自分たちにできることをこれからも考えていきたいと話してくれました。
ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。