今日は、17時30分から新宮町社協で開催された平成27年度新宮町社協役職・評議員・職員研修会で、本会事務局長の木山が講師として「新しい地域支援事業における社協としての関わり」というテーマで話をしました。
まず、終戦後の社会福祉の歴史を振り返りながら、どのように福祉の法律や制度が施行されてきたかを時代背景と共に学びました。そして、これから地域に求められる地域包括ケアシステムの内容についてをおさえ、地域づくりをどのように進めていくかが問われていることの話がありました。過去の歴史をしっかりと理解したうえで、これから取り組むことを考えることが大切だと感じました。
また、介護保険制度改正によって、生活支援体制整備として「地域づくり」を担う生活支援コーディネーターと協議体が設けられたが、総合事業とは混同せずに考えていかなければならないこと、協議体づくりとコーディネーターの人材発掘に取り組んでいかなければならず、地域にどのような資源、課題があるかを整理することが優先であること、それを楽しく進めていけるようにすることなど、社協が地域福祉の視点を大切にしながら住民の方と一緒になって行うというポイントを共有しました。地域福祉の視点による地域づくりに取り組めるのは社協しかないという熱い想いをもって、誰もが排除されない地域を作ることが求められていること改めて感じ、また明日からの仕事に生かしたいと思いました。
最後に、4月から嘉麻市社協で取り組む中学校区ごとの地域アセスメントや協議体の研究会について紹介しました。
参加された約40名の役職員のみなさんは、最後まで熱心に話を聴かれました。これからも一緒に学びながらこの事業に取り組んでいけたらと思います。