6月23日、今日は、「ひきこもる気持ちへの向き合い方」をテーマに、平成28年度ひきこもり相談員研修を行いました。
不登校やひきこもりの経験がある講師の三村吉郎さんから、自身の経験をもとに、ひきこもりに悩む当事者の気持ちや関わり方についてお話をしていただきました。
ひきこもる原因は人それぞれですが、理由として、家以外に自分の居場所を見付けることが出来ず、誰からも認めてもらえないと感じることにあるそうです。
ご家族は、何とか外に出て欲しい気持ちから「アルバイトしなさい」「学校に行きなさい」と言ってしまう方も多いようですが、それがプレッシャーとなってしまいます。
ひきこもっている方は、決して外に出たくないわけではないことを、周りの家族や支援者は理解し、ひきこもる気持ちに寄り添う支援が必要であると考えさせられました。
三村さんがひきこもらなくなったきっかけも、フリースペースで認め合える仲間との繋がりや、ひきこもりの自分を次第に受け入れてくれた家族の存在にあったそうです。
ご家族のお気持ちを考えると、難しい時もあるかもしれませんが「寄り添い・思いやり・見守り」を継続させていくことが重要だと教えていただきました。
今日の講演を受け、 周りから認めてもらえないと感じながら過ごす毎日は苦痛であり、「話が出来て当たり前」「社会性があって当たり前」といった社会に出るにはとても勇気が必要なことなのだと念頭に置き、ひきこもり支援に関わっていこうと思いました。
当社協でも毎週木曜フリースペースを行っています。
興味のある方は是非、お電話ください!
嘉麻市社会福祉協議会:0948-42-0751
担当:木原・眞杉