8月31日から3日間に渡り、東京都霞ヶ関にある全国社会福祉協議会灘尾ホールで、平成28年度自立相談支援事業従事者養成研修[前期]を受講しました。主任相談員、相談支援員、就労支援員共通のカリキュラムで、今回は第3回目の開催となり、46都道府県から274名の就労支援員が参加しました。
1日目は、「生活困窮者支援の基本的考え方」や「自立相談支援事業の目的、支援の流れ」、「他制度の活用・連携」、「支援員に求められる倫理・基本姿勢を支える人材育成と職場づくり」について講義を受けました。この制度の役割は、どんな相談でもまずはきちんと話を聞く総合相談窓口であること、支援員1人が複合的な課題を抱えた相談者と向き合うのではなく、関係機関とチームで支援にあたることが重要であることを学びました。
2日目は、「生活困窮者支援に必要な視点 対象者の特性を踏まえた支援、発達障がい者への支援のあり方」、「生活困窮者支援を通じた地域づくり」をテーマに講義を受け、DV被害を受けた方の支援やひきこもり支援、発達障がいをもたれている方の支援について、具体的な事例から支援員として気をつけること、支援を通じた地域づくりについて学びました。
3日目の今日は、「相談支援の展開」、「就労支援の考え方と実施方法」について、この制度が始まる前からモデル事業として活動されてきた就労支援員から、これまでの活動と振り返って思うことなどを伺いました。全国の支援員と色々な意見交換をする機会を得ることができ、とても刺激を受けた3日間でした。
私が就労支援員として、目指したい姿を日々意識し、今後の業務で実践していけるように頑張りたいと、気持ちも引き締まりました。12月には神奈川県で後期研修があります。また熱い支援員のみなさんと交流できることが今からとても楽しみです!