1月10日(火)、市民後見人養成講座7日目の最初の講義は小規模特別養護老人ホーム よりあいの森 村瀬孝生さんより、認知症高齢者の理解をテーマにお話をしていただきました。この講義では、認知症という症状を生活に引き寄せて説明がありました。老いるという事は、喪失の文化であるということ、一つずつ出来なくなることを受け入れていくことが大事であるとの説明があり、老いることを受け入れ、どう折り合いをつけるか、老いとどうつきあっていくかが大事であると学びました。
次の講義では、グループホーム群星 施設長 山本真理子さんより精神障がい者の理解をテーマにお話をしていただきました。精神障がい者の歴史、統合失調症の特徴、気分障害、不安障害の特徴、病気の特性への対応の方法を学びました。
最後の講義の前半は、生活保護制度の理解と生活困窮者への支援をテーマに、前半は嘉麻市福祉事務所保護課新原和男課長より話しをしていただきました。生活保護の目的、基本原理、保護の種類、保護基準額の計算方法などについて説明があり、生活保護について理解を深めることができました。後半は、本会のかま自立相談支援センター センター長 渡辺より講義がありました。平成27年に生活困窮者自立支援法が施行された背景、制度の概要、制度の全体像の説明がありました。寄り添い型の支援であり、今日、当たり前に行われている、対象や制度、属性などの要件にもとづく相談対応では、複雑・多様化した生活上の困りごとは見えてこないということを学びました。
次回は1月16日(月)です。