2月6日(月)、今日は第4期市民後見人養成講座(基礎編)11日目を開催しました。1コマ目は、「家庭裁判所の役割」をテーマに福岡家庭裁判所飯塚支部 裁判所書記官 佐々木直人さんからご講義いただき、家庭裁判所の組織や成年後見申立ての流れについて詳しく説明がありました。
平成12年に始まって以降、成年後見人制度の利用者の数は年々増加しているけれど、認知症の方が現在460万人おられることを考えると、もっと制度の周知が必要であることや、利用しやすいように法改正がなされていることなど学びました。また、家庭裁判所は、被後見人の権利を守るだけでなく、後見人をサポートしてくれることを知ることが出来ました。
2コマ目は、「後見人の心得」をテーマに岩城法律事務所 岩城和代さんよりご講義いただきました。
市民後見活動の目指すものとして、個人の支援から地域の福祉力向上へつなげることが大切であることや、権利に優劣はなく、全ての人が等しく尊重されなければならないことなどお聞きしました。
また、本人の意思を尊重した行動をとることはとても難しいことではあるけれど、支援する側の常識を押し付けないように努力する必要があることを学びました。
今日で全ての講義が終わりましたので、次回2月13日は、研修の振り返りと閉講式が行います。