本日の南阿蘇村災害ボランティアセンターは、定例の休止日でした。
南阿蘇村は、昨夜の豪雨で村内各所で土砂崩れによる通行止めが発生しており、震災に加えて水害も心配される状況です。
さて、本会職員は、日向市消防職員協議会の3人に同行し活動しました。倉庫の屋根にブルーシートをかけて欲しいということで、現場に到着すると、まずは、作業の完成イメージを全員で確認し、そのための行程を打ち合わせて取りかかります。作業中も声を掛け合って安全を確保しながら、手際よく作業を進めます。
日頃から危険と隣り合わせの現場で過ごされている方々から、大変貴重な学びを頂きました。他人の安全確保のためには、自分が安全に作業をすることが必要であり、十分な準備と心配りが欠かせないことなどは、私たちの普段の仕事にも通じることだと感じました。
私は、割れた瓦の撤去やロープ張りなどの後方作業を行い、2時間半で全てを終えました。後片付けをしていると、隣家の方から「昨日の雨で田んぼに山から流木が入り込み取り除けないか」という相談を受け現地を見に行きました。
田植えを終えたばかりで、綺麗に整列している稲苗を覆うように、土砂や大小様々な木々が流れ込んでいて、明日以降、天候を見ながら活動することにしました。
午後からも消防の人たちに同行して、屋根のブルーシート張りのお手伝いをしながら、気配りや目配りの仕方などを経験させてもらいました。作業を終えてセンターに戻ると、施設の駐車場に土砂が流れ込んでいるという電話が入っており、早速、現地確認に行くことにしました。近くの川が増水し、そこから押し流された土砂が20センチほど堆積しており、人手がいることから明日以降の活動になることを告げると、「今夜の雨でさらに流れ込むのでは」と心配されていたので、土嚢を取りに帰り応急処置を行いました。
明日は、嘉麻市からボランティアバスを予定していましたが、雨予報のために残念ながら中止となりました。また、機会がありましたら、ぜひご尽力ください。