終活研修会(2日目) 「認知症や病気になったらどうしたい?」

令和6年9月12日(木)、夢サイトかほにて、令和6年度 自分らしく生きるための終活研修会の2日目を開催し、16名が参加しました。

今回は『認知症や病気になったらどうしたい?~延命治療や介護、葬儀、納骨のこと』をテーマに、飯塚公証役場の公証人 吉田光宏先生にお話をしていただきました。

冒頭、「教育を受け自立するまでを第一の人生、自立して働いているときを第二に人生、仕事を辞めた後の人生を第三の人生」ととらえ、今回は第三の人生、いわゆる老後に関する公正証書について、詳しく紹介がありました。

まず1つ目は、もし認知症などで判断能力が衰えた場合に備え、財産の管理などをお願いする人をあらかじめ自分で選んでおく任意後見契約を記した公正証書。

2つ目は、自らの最後をどう迎えるかについて意思を表明するための尊厳死宣言公正証書。延命治療をしないでほしい、苦痛は取り除いてほしいなどの希望を記すものです。

そして3つ目は、遺産を巡って家族間で争いにならないように、遺される家族に向けて最後の意思を伝える遺言公正証書。

最後、4つ目は、葬儀や埋葬、医療費の支払い、役所などへの届出、親族や知人などに対する連絡などを誰かに依頼するための契約を記した死後事務委任契約公正証書。

この4つの公正証書について、途中ドラマ仕立ての映像を交えながら説明があり、参加者からは「自分の置かれている状況を想像しながら話を聞くことができた」「いつ病気などになるか分からないので元気なうちに公正証書を作成したいと思う」との感想が聞かれ、みなさん熱心に耳を傾けられていました。

次回は令和6年9月24日(火)10:00から、稲築保健センターにて、加藤丈雄司法書士事務所から司法書士の加藤丈雄さんをお招きし、『財産をどうしたい?~家、土地、お金のこと~』をテーマにお話していただきます。

申込み、お問い合わせは下記の通りです。ぜひ、ご参加ください。

                       記

《申込・問い合わせ先》

社会福祉法人嘉麻市社会福祉協議会 かま終活サポートセンター

℡ 0948-43-3511