2月27日(火)、平成29年度ボランティアコーディネーター研修会が開催されました。午前中は社会福祉法人大阪ボランティア協会の岩本裕子さんより社協が担うボランティアセンターの役割についての講義がありました。
現代は孤立社会になっており、家族機能が崩壊している。多様な人々での助け合いが必要であるから、地域の人々が主役として働ける時代が到来していると話されました。そのなかでボランティアコーディネーターは人々の「参加」の意欲を高め、ともに社会課題に取り組んでいくことで、異なる立場の人や組織がつながり新たな総合力や解決策を生み出さなければなりません。そのために、ボランティアの力を引き出すための仕組みやしかけを考えたり、様々な立場の方をつないでいく橋渡し役を果たす必要があると教わりました。
社協のボランティアセンターの役割については、社協の総合性を活かしながらワクにとらわれない多様な人々や組織と協働しながらボランティアを推進していくこと。住民の主体性を養成する、制度の狭間や地域課題にいち早く気づくなど地域密着という社協の強みを活かした運営をしていかなければならないと教わりました。
午後からは事例検討やグループワークを行いながらそれぞれの社協のボランティアセンターの強みや弱み、今後ボランティアセンターが目指していくことについて考えました。「ボランティアさん一人一人の強みに気付き、生かせるようにしたい」「ボランティア活動を通じて、新たな仲間づくりに取り組みたい」などの意見がありました。
本日学んだことを忘れずに、日々の業務に生かしていきたいと思います。