今月の一冊

 本会の社協だより「えがおNo.147]今月の一冊で紹介した「家族ほどわらえるものはない」を紹介します。
 この本は、著者に第二子(娘)が生まれてから、インスタグラムで発信した家族の絵日記をまとめたものです。フルタイムで働く著者は、家庭で過ごすわずかな時間を惜しむように、動画や写真を撮り、子どものかわいらしいしぐさや言葉を記録しているそうです。
子育てをしながら家事や仕事をこなし、一人で何役も頑張っているお母さん。第一子(息子)の赤ちゃん返りややきもち。思いがけない行動をとり、なんでも口に入れてしまい目が離せない娘。成長していく中で少しずつ変化していく、兄の優しさと大物の貫禄漂う妹との関係。子どもが寝た後に訪れる夫婦の時間。
 そこには、決して楽ではない子育ての中にある、子どもの愛らしさやくすりと笑えるエピソード、ただただ愛おしい日々の記録が、ほのぼのと描かれています。
 絵を描くことが苦手な私も、幼い息子たちが発した言葉をノートに書き留めていたことを思い出し、さっそく引っ張り出して読み返してみました。
 育児休暇が明けて職場に復帰する時、「外に出たいのも、ずっと子どもたちと一緒言いたいのも本音。どちらの選択をした母親にとっても、やさしい世の中になってほしい」と、著者の思いが綴られています。

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