筑豊ブロック市町村社協連絡協議会総会

5月29日(水)、マリーホール宮田にて開催された筑豊ブロック市町村社協連絡協議会総会に参加しました。

筑紫女学園大学准教授の大西良さんが、「子ども・若者の貧困について考える」をテーマに講演されました。

相対的貧困とは、世帯の総収入が等価可処分所得の中央値(2015年は245万円)の50%に満たない世帯のことを言います。大西さんは、「虐待はひとり親家庭で、経済的に困難な課題を抱えている家庭に多い傾向がある」と話されました。その中でも最近は、デンタルネグレクト(虫歯の治療をさせずに子どもの口腔崩壊が進行した虐待)が増えてきていると、映像を交えて紹介されました。仕事が忙しくて子どもを歯医者に連れていく事ができず、虫歯の発見が遅れるケースも多く見受けられるそうです。

仕事をかけもち、生活を支えるために頑張っている方々がたくさんいらっしゃる中、困難な課題を抱える方に何ができるのか、社協の役割は何なのかを考えさせられました。

最後に大西さんは、大人の貧困そのものが、子どもの貧困に直結しているため、まずは貧困を社会全体の問題として捉え、考えていくことが大切だと話されました。

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