生活に困窮する方の相談を受けるかま自立相談支援センターの同僚から、「強制退去寸前だった方の家賃や生活費を、ふくおかライフレスキュー事業やかま福祉ネットワーク委員会の協力を得て支払い、急場をしのぐことができたが、今後支払いがうまくいかなければ、住まいを失う可能性がある」との相談を受けました。家計改善支援員と一緒に自宅を訪問し、収支の見直しや支払いの優先順位を決めるなどし、今後は、かま権利擁護センターで金銭管理をサポートすることになりました。
今日は、ご本人と一緒に、滞納状態を解消して自分で家計を回すことができるようになることと、実家の近くで生活するための転居費用を貯めるという2つの目標を決めました。
食べるものもないという究極の困窮状態からは脱却し、気持ちの余裕ができたためか、今後の生活に向けて、前向きな発言が聞かれるようになりました。
様々な機関が連携することの大切さはもちろんですが、ご本人のペースやタイミングに合わせて支援方針を変更したり、伝え方や方法を変えることで、気持ちが大きく変わるんだなと感じる瞬間でした。