先日出会ったAさんは、最近物忘れが目立つようになりましたが、自覚がなく、車の運転を続けています。短期間で接触事故を続けて起こしましたが、車を手放すことは考えていません。
高齢者の免許更新について調べてみると、70歳から74歳の運転免許取得者が免許更新を希望する場合は、高齢者講習を必ず受検する必要があり、また、75歳以上のドライバーは、高齢者講習の前に認知機能検査を受け、記憶力や判断力を測定するそうです。
Aさんには、車に乗らないよう声かけしてくれたり、買い物に連れて行ってくれる家族もおらず、車を手放すととても不便な生活になってしまいます。強制的に車に乗れなくしてしまう方法ではなく、Aさんが、自ら安心して運転免許証を返納できるサポート体制について、関係者と一緒に考えたいと思います。