今日は、嘉麻市うすい人権啓発センターあかつきで開催された第4回障がい者支援セミナーin飯塚に参加しました。
沖縄大学人文学部福祉文化学科准教授の島村聡さんの講義「障がい者の想いを聴く」を受け、その方が話された言葉そのままをニーズと捉えるのではなく、その背景に何があるのかという『想い』を聴くこと、何かがあるからその発言をされているのだという考え方が必要だということを学びました。そのために、本人の情報や気持ち、今の暮らし、抱えている課題、自分と環境の持つ強さ、望んでいる暮らし、段階的目標をまとめた「想いのマップ」を作る方法を教わりました。
午後から、ゲストで来てくださった当事者の方に、想いを引き出すための面接を、グループで一人5分ずつ行いました。グループのメンバーから見守られる中の面接は緊張しましたし、どこまで突っ込んで聞いていいのかという難しさも感じました。全員の面接が終わった後は、グループで想いのマップづくりに取りかかりました。足りない情報や想いをさらに詳しく聞きながら、どんな想いや望みがありそのために段階的な支援をどうしていくかを考えましたが、まとめる作業はとても難しかったです。
最後に発表をし、島村さんから講評を受け、まだ本人の想いを引き出せていないところや表現の仕方についてアドバイスを受けました。計画を作るためには十分なアセスメント、寄り添って考える力が大事だということを改めて感じた一日でした。
明日は二日目で、計画作成や個別支援会議について理解を深めます。