児童虐待の加害と被害

今日は、夢サイトかほで、第9回の支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催しました。今回は、Office keiのカウンセラー 中島晶さんをお招きしました。
まずは、児童虐待の定義や分類について、わかりやすく説明いただきました。しつけと児童虐待の違いや虐待を受けていることに気づいていない子どもが多いことを話されました。また、児童虐待の相談件数が増えていることは、悪いことではなく、助けられている子どもが増えていることであると強調されました。
その後は、ご自身の体験を語られました。誰も助けてくれなかったことや児童虐待の被害者だったと気づいたのは、大人になってからだったこと、またその時に自分が虐待をしているのではと思ったことなど心にせまるお話でした。また、助けてと言えずに悩んでいるのは、子どもだけではないことも教えていただきました。
参加者の方からは、「貴重なお話をしてくださったことに頭が下がります。」「現在子育て中なので、いろいろなことが頭をよぎりました。実際に虐待にあった方に出会ったときに私はどうすればよいのか、何ができるのかを考えていきたいと思いました。」との感想をいただきました。
支えあいのまちづくりサポーター講座としては最終回の講座でした。たくさんの方と少数者の側からの問題提起について考えることができる時間となりました。

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