第3期 市民後見人養成講座 基礎編 最終日

今日は、稲築住民センターにて第3期市民後見人養成講座12日目を開催しました。
これまでの研修の振り返りとして、本会 かま権利擁護センターセンター長 木山が講義をしました。はじめに、ジェノグラムやエコマップといった相談援助の技法について復習しました。家庭内や周囲の環境を図式化し視覚的に捉えられるよう整理することで、どんなつながりがあるのか、これからどんな人や機関とつながることが必要なのかを考えるツールの一つだと説明がありました。
その後、人を援助・支援する3つの要素である知識・技術・価値について話がありました。価値とはその人の知識や経験、体験によりつくられ、価値観は人によって違うことが前提であること。信頼関係をつくるにはまず相手の価値を受け入れ、そのために自分の価値観を知る自己覚知が大事だと学びました。
グループワークでは、2つ見え方のある絵を見て、どのように見えているのか、どう見ればもう一つの絵が見えるか話し合いました。その中で、自分の価値観が正しいとは限らないことや相手がどのように感じているかは分からないこと、どこの視点から見るかによって見方は変わること、また、置かれている環境によって真実とは異なることがあるということなどを学びました。最後に、ある出来事に対する結果は全て同じではなく本人の感じ方により変わり、本人がどう感じていたかを気づけるように支援するということについて話がありました。講義を受けて、相手に自分の考えを押しつけないために、自分がどういう考え方をしているのかや物事の受け止め方に偏りがないか自己覚知していき、自分のものの見方や感じかたは本人とは違うことを前提に物事を考えることが大切だと感じました。
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閉講式では、嘉麻市保健福祉部高齢者介護課課長の池田巖さんからご挨拶をいただき、15名の受講者が本会の村上会長から、修了証を受け取られました。
来年度はフォローアップ講座を予定していますので、よろしくお願いいたします。
受講者のみなさま、長い期間お疲れさまでした。
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