6月13日、南阿蘇村は朝のうちは雨がしとしとと降り続いていましたが、予報では次第に天気が回復するとのことだったため、センターを開設し、たくさんのボランティアさんが来られました。
嘉麻市社協職員2名は、ボランティアの受け付け、必要資器材の準備などを担当しました。
その後、資器材を積んで、ボランティアさんが活動されているお宅を訪問しました。
その中でお会いしたMさんは、本震のあと、外でたき火をして夜が明けるのを待っていたこと、今も断水が続いていて全自動の洗濯機では洗濯もできないこと、周囲の家も被害が大きく、みんな避難所で生活していて寂しさを感じること、日中一人で片づけをしているけれどなかなか進まないことに苛立ちや焦り、不安を感じて、気分が落ち込んでいたこと、ボランティアさんが来てくれて話を聞いてくれることがとてもうれしいことなどを話してくださいました。
また、雨がまとまって降った時に土砂崩れが起きるのではないかという不安を抱えながら生活されていることなども伺いました。
Yさんはボランティアの方々の協力によって、ある程度片付けることはできたことを喜びつつも、これからの生活のことを考えると不安でたまらないと涙を流しながら話していただきました。それに対してかける言葉も見つからず、ただ話を聞くことしかできませんでした。日常生活を取り戻していく支援を進めていくためには、まずMさんやYさんのように、抱えている不安や悩みをしっかりと受けとめることが必要であると強く感じました。