平成29年度筑豊ブロック市町村社協連絡協議会総会

5月17日、27市町村社協からなる筑豊ブロック総会を行い、23社協55名が出席しました。
基調講演では、福岡県地域生活定着支援センターのセンター長 小畑孝仁さんに、「罪を犯した障がい者・高齢者を支えるネットワークの構築に向けて」をテーマにお話を伺いました。

最初に、罪を犯した方たちには、住む場所や食べるものなどの『物理的困窮』と家族や心配してくれる人がいないという『関係性の困窮』の2つがあり、帰る場所がなく、刑務所に居場所を求め、再び罪を犯してしまう方が少なくないそうです。
そのため、平成23年度末まだに全ての都道府県に地域生活定着センターが設置されました。

福岡県地域生活定着支援センターでは、相談支援業務やコーディネート業務をとおして、出所後どんな生活をしたいのか、どんなところに住みたいのか、ご本人の思いを大切にした支援をされています。福祉的な支援は本人の意思が大事になってくること、受け入れる側のネットワーク構築が必要であることを話されました。

地域には、生きづらさを抱え、福祉の支援を必要としながらも、お一人で悩まれている方がおられます。社協として、困っていることを発信できない方たちと出会い、地域で暮らすことをともに考えていきたいと感じました。
その後は総会を行い、全ての議事が承認されました。
これで、2年間の筑豊ブロック社協の事務局業務が終わりましたので、宮若市社協に引き継ぎます。

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