8月29日(火)、第5期 市民後見人養成講座9日目を開催しました。
松尾・足立法律事務所 松尾弁護士から、後見申し立てから終了までに必要となる事務手続きについて話を伺いました。また、身上監護、財産管理など後見業務の実際については、ご自身の後見活動の業務経験から分かりやすく話してくださいました。
事務手続きでは、後見開始申立書を実際に見ながら、添付書類などについて説明してもらい、「添付書類を集めるのが大変ですね」と受講者から声があがっていました。
身上監護については、介護などの実際の手伝いを想像される方も多いそうですが、基本的には、本人の生活に必要な医療サービス、福祉サービスに関する契約締結などの法律行為のことであると学びました。
また、後見人に就任して、まずしなければならない財産調査や財産目録の作成、預金口座の変更や整理や郵便物の転送依頼など、具体的に話を伺いました。
ご本人の判断能力を補い、安心して生活していくための制度であるという目的についても、再度確認しました。