10月3日(火)の昨日は、市民後見人養成フォローアップ講座3日目を開催し、本会職員を含む21名が参加しました。
社会福祉法人福岡ケアサービス 特別養護老人ホーム初花施設長の百枝孝泰さんから「自己実現、自己決定を尊重した支援」というテーマで話を伺いました。
はじめに「対人援助の意義と基礎」について振り返り、成年後見制度では「あなたのためだから」と自分の価値観を押し付け決めつけるのではなく、その人らしい社会生活の実現を目指して自己実現と自己決定の権利を尊重し支援することが大切だという話がありました。
また、バイステックの7つの原則で対人関係において必要な考え方を再確認し、相手を知るためにはまず自分を知るという自己覚知の必要性についても学びました。
次に行なった演習では、3つの事例について、本人・家族・後見人等それぞれの立場になった時にどのように思い、どうするかを考え、みんなで意見交換をしました。
自己決定では、本人の特性や周りの環境が利用者の考えに大きく影響していること、本人にあった選択肢を探していくためには本人自身の現状である個人要因と、取り巻く環境要因を含めて考えていくことが大切であることを学びました。