生活福祉資金特例貸付に関する相談

新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業等で、一時的な生活資金にお困りの方に向けた緊急小口資金及び総合支援資金(生活支援費)の特例貸付を実施しています。本会にも、3月からたくさんの方が相談に来られ、手続きを進めてきましたが、貸付はあくまでも急場をしのぐための方法であり、延長すれば借金を重ねることになり、根本的な解決にはなりません。今後も、コロナ禍での生活は続くことが想像できます。相談者と一緒に、収入と支出を見える化しながら、課題を整理し、解決に向けた丁寧な相談対応を心がけたいと思います。

支援員会議を開催

かま権利擁護センターでは、市民支援員を交えて、毎月1回支援員会議を開催しています。次月の支援予定を確認した後に、担当する利用者さんの気になることや支援を通してわかった手続き、法律などを共有します。
今日は、身寄りのないAさんの支援の中で、数年前まで姪から年賀状が届いていた話が出ました。高齢の利用者も多く、家族と疎遠の方や相続人の行方が定かでない方もいらっしゃいます。いざという時に備えて、日常の何気ない会話が、ヒントになることもあるんだなと実感しました。

嘉穂地区民生委員児童委員協議会で出前講座

 先日、嘉穂地区民生委員児童委員協議会の会長から、社協について話をしてほしいと依頼があり、9月17日(木)、夢サイトかほで開催された嘉穂地区民生委員児童委員協議会の定例会で「相談を通して感じていること」と題して、出前講座を行いました。社協に寄せられている相談や民生委員から繋がったケースを振り返りながら、私たち(社協)だけでは解決できないケースが多く、関係機関と連携したり、身近に住む地域の方々や区長、民生委員に相談しながら進めていることを話しました。会場からは、社協は色んな相談を受けつけているを知ったとの声や色々な事業に取り組んでいることにびっくりしたとの意見がありました。
 

運動の秋

市が管理している体育館のトレーニングルームで、お母さんたちが、運動器具を使って汗を流しておられました。子どもたちが体育館でバレーボールをしている間に、交代で運動しているそうです。
気温も下がり、過ごしやすい季節になりました。〇〇の秋といえば食欲・芸術・実り・読書など、様々な言葉が連想されます。私も何か挑戦してみたいと思います。

嘉麻い隊うすい⑥

 9月18日(金)、上臼井公民館で嘉麻い隊うすいを開催し、3名が参加しました。
 上臼井行政区では、コロナの影響で地域の行事を中止しているそうです。10月には対策をとりながら、ふれあい・いきいきサロンを再開する予定ですが、メンバーからは、参加者が減っており、新たに参加を呼びかけることが難しいと感じていると話されました。
 また、コロナを気にして訪問も躊躇していると話される方や、自宅中心の生活で近所とのコミュニケーションも減りつつあると感じている方もおられました。次回、コロナ禍の中での地域の見守りについて、一緒に考えていくことになりました。
 

新しい生活に

1カ月前に市内に転入してきたAさん。身の回りのものが揃っていないことを心配して、近所の方が、電化製品や日用品を提供してくれたそうです。
久しぶりに自宅を訪問すると、冬用の布団が増えており、「朝晩肌寒くなってきたので、ありがたい」と話されました。事情があっての引っ越しでしたが、ご近所さんの優しい気持ちに触れ、表情も穏やかになられた印象を受けました。

嘉麻市認知症家族の会「こころ音の会」8月

9月16日(水)、嘉麻市認知症家族の会「こころ音の会」を開催し、2名が参加しました。
Aさんは、前回から奥さんの認知症の症状が進行したと感じているとのことでしたが、コロナ禍の中で外出する頻度が減ってから、進行が顕著になっている気がすると話されました。また、以前よりAさんが家事をする割合が増えたため、体力的にきつさを感じ始めているそうです。
Aさんは、週に5回スポーツをして汗を流し、まだまだ元気が溢れていますが、Aさんも介護による疲れを感じ始めているため、少しでも負担が減る方法を考えていくことになりました。

嘉麻市認知症家族の集い「こころ音の会」は認知症の方を介護しているご家族が集まり、今抱えている悩みや不安を話して、解決に向けてお互い考えていく場です。事前申し込みは必要ありません。お菓子やお茶を飲みながら、お話してみませんか。次回は10月21日(水)に山田ふれあいハウスで開催します。

再就職手当

今日は、8月末に退職したAさんと一緒に、ハローワークに行きました。Aさんには雇用保険の受給資格もあったため、その手続きを行う際に再就職手当についての条件を確認しました。
再就職手当とは、雇用保険の受給資格の決定を受けた方が早期に安定した就職に着いた際に一時金を支給することで、再就職を促進するための制度です。ただし、受給するためには要件を満たす必要があります。
①失業保険受給の手続き後、7日間の待機期間を満了した後に、就職または自営業を開始したこと。
②就職日の前日までの失業認定を受けた上で、基本手当の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上であること。
③退職した会社に再び就職していないこと。また、同じ派遣会社からの紹介でないこと。
④自己都合退職や懲戒解雇によって給付制限期間がある方は、受給資格決定日から待機期間満了後の1カ月間はハローワークの紹介によって就職していること。
⑤ 1年を超えて勤務することが確実であること。
⑥ 自営業を開始した場合を除き、雇用保険の被保険者となっていること。
⑦過去3年以内に再就職手当、または常用就職支度手当の支給を受けたことがないこと。
⑧受給資格決定前から採用が内定していた会社ではないこと。
など、様々な条件がありました。Aさんは、窓口で1件の求人紹介を受け、面接日も決まりました。
Aさんにとっては、20年ぶりの就職活動で、少し緊張した様子でしたが、早期に決まるようサポートできたらなと思います。

法律相談のご案内

法律相談では、弁護士が借金や相続、離婚などの問題について相談に応じてくれます。次回は令和2年10月1日(木)、稲築地区公民館で開催します。時間は、13時~16時まで、一人当たり30分間の相談時間となっています。
事前予約制で、先着順となっていますのでお早めにご予約ください。

お問い合わせ :嘉麻市社会福祉協議会 0948-43-3511

支援の見立てと役割分担

半年前に相談を受けたAさん。家族関係が複雑で、障がいや病気もあり、少しずつしかAさんの意向を把握することができず、課題ばかりが気になり、どのようにサポートしたら良いのか悩んでいました。
今日は、Aさん親子に関係するサービス機関や行政の担当窓口と一緒に情報共有会議を開催しました。生活状況や2人の意向、課題などを把握した上で、支援の見立てを立て、役割分担について話し合いました。みなさんの意見を聞くなかで、想定していなかった課題も見つかりました。支援者だけで抱え込まず、つながりを作っていくことの大切さを改めて感じました。