山口県地域生活定着支援センター視察研修

2月19日、職員4名で山口県社会福祉協議会が運営する山口県地域生活定着支援センターに、視察研修に行きました。
地域生活定着支援センターは、保護観察所からの依頼で、高齢または障がい等をもち、出所後の住居や家族等の引受手がなく、自立した生活を営む上で、福祉サービスを受けることが必要であると認められる方、また、特別調整の対象となることを希望し、個人情報を提供することに同意している方を対象に、矯正施設を退所する6カ月前から、ご本人と信頼関係を築きながら、出所後のサポートを続けておられます。
今回の視察は、刑余者の出所後の支援と社協の地域福祉活動をどう結びつけていくのかを探ることが目的でしたが、今日の話を聞き、触法という現実が大きな壁となり、地域で支えるネットワークを作っていくのはとてもハードルが高いとわかりました。
このことは、とても難しい課題ですが、再犯を繰り返すことなく、地域で生活していくためには、困った時に相談できる相手や声をかけてくれる人のサポートがとても大切になります。
地域には、間違いなく刑余者の方が生活されています。私たちは、社協としての相談機能を高めていくとともに、関係機関とのネットワークを築いていき、また、受けた相談を地域のみなさんと一緒に考え広めていくことを、これからも続けていきたいと思います。

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