7月22日、本会職員を対象にした同和研修会を開催しました。講師は、行政で勤めていた頃から同和問題に携わり、その豊富な経験から、坂田会長にお願いしました。
坂田会長は、封建的意識の強い地域で生まれ育ち、周囲の影響で、差別意識をもっておとなになりました。当時、学校で習うのは人権問題を上から見た歴史程度でした。現場では実際に差別を受けた方々とのつながりの中から、たくさんのことを学び、知ったことを自分の知識から知恵に変え、自分の言葉で語れるようになったそうです。
長い歴史の中で、実体的差別の中から、「おかしい」「間違っている」と感じたことをみんなで話し合い、団結して生活向上に努めた運動をされた方々がおられました。誰もが自由に生きることのできる社会をつくるために奮闘したその思いに触れ、改めて自分の中にある価値観に気づくことが大切だと感じました。