今日は、稲築地区公民館で協議体についての勉強会を行いました。
まず初めに、本会事務局長の木山が、地域包括ケアシステムの構築と地域づくりを中心に、協議体や生活支援コーディネーターの役割について、わかりやすく説明しました。協議体では、私たちがどのような状態になっても、住み慣れた地域で生活していくことができるように、住民の助け合いや隣近所のちょっとした手伝いで解決できる仕組みを作っていきます。地域の困りごとを見つけ、何が必要なのか、何が足りないのかを考え、自分たちの意見を地域づくりに反映していくことができます。
次に、山野第一ネットワーク委員会委員長の永富健二さんと口春行政区区長の橋本武彦さんから、山野第一行政区と口春行政区の取り組みについて話を伺いました。
山野第一行政区では、平成13年から高齢者支援ふれあいネットワーク委員会を立ち上げ、いきいきサロンの実施や高齢者宅を訪問する見守り活動(声かけ活動)に取り組まれています。顔なじみの方が一人暮らしの高齢者の話し相手や相談相手となり、困り事を相談機関につなげるなどの役割を担っておられます。福祉部会と合同会議を行い、地域の課題を共有しながら、横のつながりを深めていることを話されました。
口春行政区では、一人暮らしをしているAさんが、自宅から離れたゴミ出しスペースまでゴミを持って行くことができないという困りごとを通して、誰もが経験するかもしれない自分の困りごととして捉え、助け合い(お助け隊)活動の仕組みを作っていくプロセスを紹介されました。その中では、長く継続できるよう負担にならない程度の金額を設定し、平等な関係で活動していける工夫がなされていました。
最後に校区ごとに分かれたグループで、今日の感想や今後自分の地域でどんな取り組みをしていきたいかを話しました。
今年度は、協議会の設置に向けた勉強会を毎月開催し、嘉麻市ならではの仕組み作りを、皆さんと一緒に楽しく考えていきたいと思います。次回は5月6日に開催しますので、ぜひご参加下さい。