中間市社協さんとひきこもりについて考える

7月6日(水)、中間市社協の職員4名が、かまひきこもり相談支援センターの視察に来られました。中間市社協では、今年の4月からひきこもり支援を行っているそうです。今日は、実際にフリースペースを行っている寄ってこハウスで、ひきこもり支援事業の経緯や現在行っている支援の内容について下記のようなお話をさせていただきました。

「本会のひきこもり支援事業は、平成22年にひきこもりの子どもを持つ親御さんから悩みをお聞きしたことがきっかけで始まりました。研修会への参加や視察を行いながら、ひきこもり支援をどうすすめていくかを模索する中で、家族の集いを行ったり、ひきこもりについて市民のみなさんと一緒に考える勉強会などを開催してきました。
平成26年度からは、家族会つながりとともに、フリースペースを行っていて、今では平均8~10名程参加される居場所となっています。また、昨年度からは、相談しやすいようにと、かまひきこもり相談支援センターを開設し、「ご本人、ご家族がSOSを言えるようになること」をゴールに支援を行っています。無理に押し出そうとはせずに、ひきこもっているご本人の気持ちを大切にしたいと考えています。」

このように説明した後は、意見交換をしました。
中間市社協の職員さんともお話をする中で、ひきこもりで悩んでいるけれど、誰にも相談できずに苦しんでいる方とどう出会っていくか考えることや、ひきこもりの方に対する社会の厳しい見方を変えることも必要であると、考えを共有できた貴重な時間となりました。

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宮野サロンの立ち上げに向けて♩

7月5日.今日は嘉穂地区公民館宮野分館で行われたさわやか塾という地域の集いにおじゃまし、出前講座を行いました。みなさんに社協のことを知っていただけるように本会が取り組んでいることや目指していること、地域の居場所づくりのために行っているふれあい・いきいきサロンのことについてお話しました。みなさんは頷きながら真剣に聞いてくださいました(*^^*)
そのあとは、宮野の行政区である桑野、小野谷、宮吉、上それぞれのことをみなさんから教えていただきました。遠賀川の源流があることや初夏にはホタルが飛ぶこと、きれいなあじさいが咲くスポットがあること、獅子舞などのお祭りやグランドゴルフ、ソフトボールの大会があることなどいいところを改めて見つめなおしました。課題については、スーパーまでの距離が遠くて不便、若者が出て行くばかりであること、買い物や災害時の避難について車に乗れなくなった後のことを考えると不安などという意見が出ました。これから必要な取り組みをみなさんと考えていきたいと思います。
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最後に、この集いをサロンにつなげていくことについて話し合いました。宮野さわやかサロンという名前で地域の方が誰でも参加できる居場所として、今行っている体操や勉強を今後も続けていくこととなりました。
これからの活動が楽しみです(^^)

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ67日目

7月3日、今日の南阿蘇は予報では曇りでしたが、雨が降ったり、やんだりと不安定な天気が続きました。
時折強い雨が降ったりと、活動を行えるか不安でしたが予定していたニーズ全てを行うことができました。
本会職員は、ボランティアさんを送り出した後、午後からは一件の現地調査を行いました。先日の大雨で家の前の道路が、土砂で寸断されるほどの被害があった地区で、道路は通れるようにはなっていますが、家の敷地内にはたくさんの土砂がある状況でしたので、土砂を取り除く作業を行うことにしました。
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その後、活動を終えられて戻って来られたボランティアさんの、活動報告書の対応や、明日以降のニーズ整理、連絡調整などを行いました。
明日は天候も回復する予報で、竹田ベースからは27名の方が活動予定です。

上大隈の地域で☆

7月3日.今日は、上大隈公民館で月に一回行われている地域の集いがあったので、おじゃまさせていただきました。
みなさんは、毎月第一日曜日に清掃活動をしたあと公民館に集い、いろんなお話をされています。せっかくならばこれをふれあい・いきいきサロンにつなげて地域の居場所にできないかということで、今日はみなさんとサロン立ち上げに向けて話をしました。来月から活動ができるように進めていく予定です。
その後、みなさんから上大隈の地域のことについて教えていただきました。神社の歴史のことや地域の集い、交通の問題のことや気になる高齢の方のお話など、いろんなことを教えていただきました。
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南阿蘇支援竹田ベースキャンプ66日目

7月2日、今日の南阿蘇は陽が差してきているかとおもいきや、時折雨が落ちてきたりと不安定な天候でしたが活動を行うことができました。
本会職員は、朝からボランティアの受付や、マッチング、グルーピングなどを行いました。気温、湿度も高く、ボランティアさんには、水分補給や、休憩をとりながら無理のないよう活動を行うよう注意を呼び掛けました。
午後からは現地調査に3件伺い、新規ニーズとして受付を行いました。
その後は、戻ってこられたボランティアさんの報告書の対応や、マッチングシートの作成などを行いました。
また、お昼前に戻ってこられたボランティアさんが少し休んで昼からも活動しますよと、声をかけていただき、本日予定していたニーズを全て活動することができました。
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明日は、竹田ベースからは56名の申し込みがあっていますが、まだまだたくさんのボランティアさんを必要としておりますのでご協力お願いします。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ65日目

7月1日、今日は、ゴミ集積所が休みのためボランティア活動はありませんでした。
本日よりセンターの名称が南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターと変更になりました。
午前中は、訪問調査を行った方々の情報を入力する作業や、各関係団体の方々の連絡名簿の作成などをおこないました。
午後からは、家の周りの塀が倒れているという相談があった方の現地調査や、明日からの活動で土砂を捨てさせていただける場所を確認しに行き、その場所までの案内地図を作成しました。
明日は午後からは雨の心配ありますが活動を行う予定で、竹田ベースからは56名の方が参加予定です。雨で活動が行えていない状況が続いておりましたので、たくさんの方のご協力をお願いいたします。image

第54回理事会

今日は、稲築住民センター2階会議室で、第54回理事会を開催しました。
以下の議案について全て全員一致で承認されました。
議案第162号 会長及び副会長の互選について
議案第163号 職務代理の順位について
議案第164号 各種委員会の委員選出について

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ64日目

6月30日.昨晩は23時過ぎに地震があり、とび起きましたが、南阿蘇村に特に被害はありませんでした。昨日まで続いた大雨も止み、午前中は小降りでした。
災害時に生かしていくために、地区ごとの住宅地図に要援護者を書き込み、久木野、白水の地図を完成させました。
午後からは晴れ間ものぞき、現地調査に2件行きました。先日の豪雨で近くの川の濁流が敷地内に流れ込み、堆積した(10センチほど)土砂を取り除いてほしいというニーズでした。もう1件は、農機具を収納していた倉庫が倒壊し、運び出してほしいということでしたが、梁や柱が太くて長く、裁断をしなければボランティアで移動させられるようなものではなかったため、裁断についてはご本人にお願いし、また連絡をいただくこととし、マッチング班につなぎました。
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明日からは生活復興支援ボランティアセンターも動き出すため、スタッフ会議で体制や運営についてを話し合いました。7月からは気温も上がるためボランティア活動の時間帯について、どうするかということも今後検討していくこととなりました。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ63日目

6月29日、今日は朝から滝のような激しい雨でしたが、午前中6件現地調査に出かけました。ブルーシートを屋根に張ってほしいという相談を受けている方には雨続きで何日も待っていただいているので、これからの予定を伝え、雨漏りの状況を確認するためお宅を訪問しました。玄関先に二階から雨漏りしているというお話も伺い、すぐ対応できないことが心苦しく思いました。なかには、いつ来られてもいいようにと準備をしてくださっている方もおられましたが、晴れて時間ができてからで大丈夫ですよと言ってくださいました。
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午後からも、1件ニーズ調査に出かけました。
明日も雨のためボランティアの受け入れは中止です。7月1日からは曇りの予報となっているので少しでも天気がよくなることを願います。

第3期市民後見人養成フォローアップ講座4日目

午後1時から、稲築住民センター2階会議室で、市民後見人養成フォローアップ講座を開催しました。
4日目となる今日は、実習前最後の講義ということで「記録」をテーマに、グループホーム群星の山本真理子さんにお越しいただきました。
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初めに、記録は誰のために書くのかといったことやその意義について、説明していただきました。その中では、記録を書くためには情報を整理してアセスメントする必要があること、本人や家族、機関等から情報開示を求められることがあることを考えたうえで記録すること、個人情報に対する意識をしっかりと持ち、第三者に記録を提供するためには本人の同意が必要であることなどの話がありました。
また、主語を書き、言動の主体を明確にすること、表現をそのまま記録すること、支援者の印象を述べるときにはその根拠を書いておくことなど、記録するうえで抑えておくべきポイントについても学びました。
その後、SOAP:S(subjective:主観的情報)、O(objective:客観的情報)、A(assessment:課題分析)、P(plan:結果に基づいた計画の作成)を用いた記録やリフレ―ミングを経験しました。
リフレ―ミングとは、言い換えによって、物事を見る視点(フレーム)を変える心理学の技法です。例えば、「頑固」は「一貫性がある、意思が強い、信念がある」、「優柔不断」は「広い視野がある、他の人の意見を尊重する」といったように、自分の価値観にとらわれず、様々な方向からものごとを捉えることが大切であることを学びました。