市民フォーラムのご案内

私たちが暮らす現代の社会には、高齢者や障がい者への虐待、様々な手口による消費者被害など権利を侵害される出来事が数多く発生しています。
平成12年に成年後見制度が施行され、申立件数が増加する中で、後見人の受け皿づくりという課題が出てきています。
そこで、これからの成年後見制度と市民後見人の役割について学ぶフォーラムを下記のとおり開催します。ぜひご参加ください。

★日時 11月13日(金)10時30分〜12時(10時開場、受付開始)
★場所 夢サイトかほ(嘉麻市大隈町1228番地1)
★内容 みんなの力で地域を支え合うフォーラム 「市民後見人の役割と成年後見制度の行方 〜2025年問題を考える〜」
★講師 NPO法人 高齢者・障害者安心サポートネット 理事長 森山彰 さん
★参加費は無料です。どなたでもご参加ください。

《お問い合わせ先》
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751

うきは市からの視察

今日は、うきは市福富地区の福祉員、民生民生委員の方々25名が、山野第一行政区高齢者支援ふれあいネットワーク委員会の取り組みについて視察に来られました。
初めに山野第一ネットワーク委員会委員長の永富健二さんが、ふれあい・いきいきサロンや見守り訪問活動の現状やこれまでの経過、そして課題などについて、話をしました。
その後の質疑応答の時間では、見守り訪問活動はどのような方を対象に行っているか、どのような成果を感じているか、経費はどのように捻出しているかなどたくさんの質問が出されました。
また、ネットワーク委員会のみなさんからも、福富地区での活動について質問され、お互いに意見を交わしあい、予定していた時間も過ぎてしまうほどでした。
参加された山野第一ネットワーク委員の方は、「お互いに同じような問題があるね」、「今日話した内容が何か少しでも役に立てればいいね」
と話されていました。
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新地域支援勉強会

今日は、稲築住民センターで開催された新地域支援勉強会に参加しました。
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最初に、さわやか福祉財団の竹下さんから、総合事業がスムーズに移行できるように、生活支援体制整備事業と新総合事業の早期移行について説明がありました。その後は、参加された福岡県下の市町村や社協から進捗状況の報告がありました。
住民から信頼される生活支援コーディネーターと協議体をどうしていくのかについても意見がありました。
社協として、この事業をどう考えていくのかが問われていることを感じました。
来月は、生活支援コーディネーター研修会がありますので、しっかり勉強していきたいと思います。

合理的配慮の考え方

今日は、春日市クローバープラザで、毎日新聞社論説委員 野沢和弘さんの講演があったので聞きに行きました。
障がい者の権利擁護と合理的配慮について学ぶ内容で、『障がいをもつ人ももたない人も暮らしやすい地域とは』というテーマで話がありました。
合理的配慮について、差別せず一般の人と区別しないのではなく、区別をし配慮してくださいという自主的な考え方であること、後見人として業務をする時はどんな場面で合理的配慮が必要なのか考えなければならないことなど、大切なポイントをたくさん教わりました。特に雇用と教育の場面では絶えず必要な考え方で、民間企業で取り組まれていること等を事例を交えた話があり、具体的なイメージをもつことができました。統合教育の中で必要となる合理的配慮の視点や発達障がいをもつ人が抱える生きづらさについての話もありました。
野沢さんは、合理的配慮は、きちんと理解してみんなが取り組めば、ユニバーサルな効果があり誰にとっても優しい社会に変わっていくことを強調されました。人数の多い多数派が作る法律や社会は、どんどん効率的に、便利になっていくが、そこにのっかることができない人はどんどん不便になっていて、いつ自分やまわりの大切な人がその存在になるかも分からないのにそのことに目も向けないのと、気付いて配慮をしていくのはどちらがいいでしょうかと投げかけられ、外してはいけないポイント、大切な考え方を学ぶことができました。他にも、地域協議会につていや条例を作ることの大切さも教わり、とても勉強になった一日でした。

フリースペースの開設から一年

かまひきこもり相談支援センターの開設からあっという間に半年が過ぎました。
毎週木曜日に寄ってこハウスで開設しているフリースペースには、ひきこもりで悩んでいるご本人だけでなく、ご家族も一緒に来られています。
パソコンをしたり、ビリヤードをしたり、おしゃべりしたりと、それぞれがしたいことを自由にできるようにと、ひきこもり家族会つながりのみなさんと一緒に考えながら運営しています。
「こんな悩みを持っているのは、私だけかと思っていました」、「今まで、誰にも話せませんでした」そんな思いを話されることもあります。
電話だけでなく、メールでの相談も受け付けていますので、関心のある方はご連絡ください。
かまひきこもり相談支援センター
0948-42-0751
tiiki@kama.syakam.com

木城サロンにお邪魔しました(*^^*)

今日は、木城サロンで出前講座をし、昔懐かしい映画を上映しました。
感想を伺うと「昔懐かしい雰囲気もあって内容も面白かった、続編も見たい」とおっしゃられました。
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参加された方がよもぎを摘んで来てくれて、よもぎ饅頭とさつまいも饅頭を作ったそうです。ちょうど作り終わったところで、良い香りがしていて美味しそうでした(^^)♪

差別のない社会を

今日は、第7回支えあいのまちづくりサポーター養成講座を行いました。
今回の講座では、「ハンセン病差別の中で生きて」と題して、国立療養所菊池恵楓園 菊池野の編集長をされている杉野桂子さんが講演されました。
杉野さんは、ハンセン病の歴史を振り返りながら、家族と暮らせない、実名を名乗れない、結婚しても子どもを産めない、遺骨になっても故郷へ帰れないなどの生活を強いられてきたことを語られました。そして、温泉宿泊拒否事件にも触れ、いろんな差別を受けてきたけど、毎日電話があったり、手紙が送られてきたりして、震える思いだった、差別や偏見の根は深いことを感じたと当時を振り返りました。
最後に、ハンセン病に対して正しい知識を持ってほしいと啓発活動をしていること、世の中には、性別や学歴、病気など様々な差別があるけど、人間はみんな平等であることを訴えられました。
杉野さんから貴重なお話を伺い、ハンセン病の患者さんや家族を苦しめてきたのは、社会ではなく、自分自身の中にあることを参加されたみなさんと学ぶことができました。
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精神障害者家族当事者による相談会のお知らせ

精神障害者家族・当事者の相談員による相談会が開催されます。
詳細は下記のとおりです。

精神障害に係る医療・福祉サービス・生活全般について、障害者を抱える家族・当事者の相談員(嘉麻市精神障害者相談員)が、同じ悩みを持つものとしてお話をうかがい、共に考えます。相談スペースは広い和室なので、障害当事者の方の同伴も可能です。個人情報や話の内容などの秘密は厳守します。予約は不要で、相談は無料です。

とき:毎月第4土曜日 午後1時30分~午後4時
ところ:山田生涯学習館(上山田駅跡地)和室
お問い合わせ先:嘉飯山地区精神障害者家族会いずみ会
        事務局 電話0947-45-1876
その他:毎月第3木曜日午後1時30分から、嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所の一室にて定例会を開催しています。多くの方の経験を学べます。自由に参加できます。

今月の一冊(NO.116)

今月の広報紙えがおに、毎月職員が読んだ本を今月の一冊として、掲載しています。
今回は、新装版 苦海浄土 わが水俣病 です。
著者 石牟礼道子氏 発行所 講談社文庫 
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 この本には、公害病として知られている水俣病がどれだけたくさんのものを奪い、傷つけてきたのか、また、それにより悩んでこられた方たちの生々しい声が、水俣の言葉で綴ってあります。
 水俣病とは、チッソ工場が水俣湾に流した工場廃水により汚染された魚を知らずに食べていた方たちがおかされた病で、魚に含まれていたメチル水銀で脳や神経の細胞が破壊され、治ることができません。手足のしびれや頭痛、言葉をはっきり話すことや歩くことができないなど様々な症状に日々苦しまれていて、水俣病が発生してから、人々の暮らしやつながりが変わっていく様子が事細かく書かれています。また、水俣病が発生した不知火(しらぬい)海は、魚わく海と言われていたそうで、その美しさや豊かさを偲ぶ言葉もたくさんでてきます。
この本から浮かび上がる患者さんへの差別は、大変過酷で読んでいて心に迫るものがあります。家族や地域のつながりまで奪ってしまったことの罪深さを感じながら、同時に私自身にもその罪が問われている気がしました。
私は仕事で水俣のことを知るまで、水俣病のことを公害病の一つとしか知りませんでした。この本は、水俣病で苦しんだ方や家族の声だけでなく、裁判をめぐる動向、様々な資料も綴ってあり、水俣病事件に様々なことを映して何が見えるかを考えることができました。(きはら)

嘉麻市ならではの連携に向けて

10月8日(木)、稲築住民センターにて、第1回社会福祉法人ネットワーク会議を開催しました。市内12法人から出席があり、社会貢献活動の取り組み内容や課題、情報交換に向けて意見交換をしました。
地域には様々な課題があることを共有していくなかで、一つの法人だけでは解決できないことでも、複数の法人が連携することでより解決に近づくのではという意見がありました。今後についても、このような会議を重ね、制度の狭間で困っている方たちの困りごとを解決するために、連携して取り組んでいくことが決まりました。
市内の社会福祉法人が一丸となり、嘉麻市ならではの取り組みに向けて進んでいきます。