社協だよりえがおNO.116を発行しました。
台風15号の被害の様子やボランティアさんの活躍、9月2日に行った公開講演会などを掲載しています。
下記からダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
http://kama.syakyo.com/kouhou.htm
表紙・台風15号嘉麻市にも大きな被害
p2・・・voice26 障がい者の差別を防止するために~筑豊ブロック市町村社協連絡協議会公開講演会
p3・・・地域のホットニュース
p4・・かま自立相談支援センターのご案内、成年後見制度Q&A、市民フォーラムのご案内
p5・・嘉麻市社協ブログ、ご案内、社協だよりクイズ
p6・ボランティアさんに聞きました・ボランティア募集情報
p7・・・今月の一冊、炭鉱の記憶、11月の総合相談
p8・・・今月のえがお、山田ふれあいハウスからのお知らせ、指定葬祭場紹介
p9・・・寄付・香典返し、会員会費のお礼
p10・・・ふるさとへの手紙、コラム交差点、編集後記
カテゴリー: 地域係
ストレスチェック実施者養成研修
今日は、福岡商工会議所で開催されたストレスチェック実施者養成研修を受講しました。
まず初めに、平成26年6月に公布された労働安全衛生法の改正により、ストレスチェック制度及び面接指導の実施が50人以上の労働者がいる事業者に義務化されたことの説明があり、産業構造の変化や経済変化などで労働環境が厳しさを増している現在の社会状況やメンタルヘルス不調者、自殺者多い現状についてを学びました。
それから、労働安全衛生法や労働契約法、労働基準法等の関係法令の内容、押さえておくべきポイント等についての話があり、職場の労働衛生管理体制についても勉強しました。メンタルヘルスケアに取り組む事業場の割合を平成29年度までに80%以上とするという国の目標があり、これから、心の健康対策の重要性、働きやすい職場づくりが大切になってくるのだと感じました。
午後からは、ストレスチェック実施者の実務についての講義で、どのようなチェック項目があるか、どのように換算するか、評価基準について、チェック後の流れ等を教わりました。
最後に確認テストがあり、学んだ中でも特に大切なポイントを振り返りました。盛りだくさんの内容だったので、これからまた復習をしながら学んでいきたいと思います。
憲法・安保法制の話
今日は、小竹町のNPO法人ちくほう共学舎『虫の家』で、第36回筑豊民塾が開催されました。1ヵ月程前に、事務局長の髙石さんから、「“今どきの若い者(もん)”が語る憲法・安保法案の話」という主題で、若者の発言者に話をしてもらう予定にしているので、自由に想いを述べてくれませんか?とお話をいただいていたので、今日は発言させていただきました。私の他には、九条の会・筑豊世話人の大分智見さん、西南学院大学に通われていてFYM(Fukuoka Youth Movement福岡の若者有志で構成された安保法案反対団体)の発起人である熊川果穂さん、水俣・福岡展実行委員の筑後谷美翔さんが話をされました。
まず、髙石さんから、今回、若者や女性、他にもたくさんの全国民が反対の声をあげていたのにそれでも成立してしまった安保法制ですが、私たち側の問題を考えてみませんかと問いかけがありました。今回の動きの特徴として、いわゆるふつうと言われる若者や学生が個人としてのわたくし発の運動を行っていること、例えばデモの時のコールがラップ感覚であったり、国会でも若者がみんなが参加できるように気配りしながら演出していること、生き生きとしたノリの良さがあること、またコールの中に民主主義、立憲主義ということが入っていたこと等があり、今日は若い人たちの声を聞き、みんなで横議、交流しましょうと言われました。
まず私から発言したのですが、社協で取り組んでいることや社協に入って変わった自分の価値観等を含めて自己紹介をし、そして戦争は、社協が目指す安心して暮らせる地域づくりを根本からこわしてしまうものであり、一瞬にして「権利」「福祉」を奪うソーシャルワーカーの敵だと思うことを話しました。第4回支えあいのまちづくりサポーター養成講座の講師アーサー・ビナードさんから伺った言葉の使い方や自分の立ち位置のことから、事実や歴史をしっかりと知って、きちんと理解し伝えて共有することの大切さを学んだことや戦争を知らない世代だからこそ自分がどう行動するかが問われていると考えること等、私なりの話をしました。
他の発言者の方は、実際にデモにも参加したり、自ら運動を起こしたりととても積極的に取り組まれていて、話を聞いてとても勉強になりました。筑後谷さんからは、職場の中で政治の話がしづらい状況があるがそれ自体おかしいんじゃないか、でもどこかに体裁を気にしてしまっている自分がいること、可決したからといって無気力になるのではなく、自分は意見をもっているということを忘れずにもっともっと草の根的にいろんな人とこの問題を話すことが社会を変えていく力になるんじゃないかということの話がありました。大分さんからは、この社会は言葉のオブラートで真実を隠していること、コミュニケーションをとらないから戦争が起こるのではないか、デモをやって何が変わるんだという声があるがデモをやることでデモをできる世界へと変わる、思考を停止させずに自分の意見を発信していきたいという話がありました。
熊川さんからは、水俣のことを学んで、これまで平和だと思って生きてきた日本がそうではなういことを知ったこと、関わらずとも生きていけるけど同時に知ったからには関わらないといけないという気持ちが込み上げたこと、戦争をする社会になるとこういった切り捨てられる人がいるということに強い危惧を感じたこと、「私さえよければ」という気持ちになってしまう自分がいること、何かの犠牲の上に生きているということを感じることはとてもきついことだがでもそこに想いを馳せることが大事だと思うことの話がありました。
そのあと、参加されたみなさんから意見や感想が述べられ、いろんな交流をしながらみなさんといろんな想いを共有したり学んだりできた時間でした。
最後に髙石さんから、今日から一歩踏み出せるのではないでしょうかと話があり、私も今日からどんな行動ができるか、どう変われるのかと、そう問い続けたいと思いました。
いつまでも住み慣れた地域で暮らしたい
今日は、夢サイトかほで、第6回支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催し、42名の方が参加されました。『いつまでも住み慣れた地域で暮らしたい ~認知症を考える~』というテーマで、福岡市にある宅老所よりあい代表の村瀨孝生さんからお話を伺いました。
村瀨さんは、23歳で特別養護老人ホームに就職した時「老い」ということを知らなかったこと、いろんな利用者の方と出会う中で、老いとは理屈どおりにいかない世界だということを感じるようになったこと、過去にタイムスリップされる方もいらっしゃるがそれは過去を生きているのではなく過去のフィルターをとおして今を生きておられるということ、ボケというのは分からなくなったのではなく人間の変様であり決して病気ではないことなどの話をされました。でも今は、家庭や地域にそういった余裕や優しい雰囲気がなくなってしまっていませんか、物忘れがあったり、気になる行動があるとすぐに異常だと診断され認知症とひとくくりにされてしまっていることをちょっと立ち止まって考えてみませんかと投げかけられました。時間と空間の見当がつかなくなり老いが深まりボケの世界を生きることは人間の人生の自然のことだという話から、つい何かできなくなることをマイナスにばかり捉えている自分に気付かされ、考えさせられました。
また、宅老所よりあいでは、利用者の方が自由に外に出ることができ、安全を守れるように、見かけたら教えてくださいというカードを地域の方に配布されているという話があり、そういった雰囲気を地域でつくること、一体となってみんなで見守ることの大切さについても学び、ありのままに老いることを理解したうえで自分にできること、地域でできることは何なのかを考えたいと思いました。
参加されたみなさんも、深くうなずかれながら真剣に聞いておられました。いつまでもありのままで安心して暮らせる地域づくりについて改めて考えることができた貴重な講演でした。
稲築地区福祉推進員代表者会
午前10時から、稲築地区福祉推進員代表者会を開催しました。
5つのブロックの代表者が集まり、10月4日に開催する福祉推進員定例会の内容等について話し合いました。
その中では、先日嘉麻市にも被害が出た台風15号に関する話が出ました。
社協のコミュニティソーシャルワーカーが台風通過後に地域を回って、困っている方の相談に応じてくれたので助かったといった意見もありましたが、社協がそのような相談に応じてくれることも多いのではないか、どこに相談してよいかわからない人も多いと思うといった意見もありました。
また、一人暮らし高齢者などにとって、避難情報などが届かないが多いので、そのような方々の状況を把握して、いかに必要な情報を届けていくか、地域の中で考えていく必要があるといった意見もありました。
定例会の中でも話をして、各地区での具体的な取り組みにつなげていくことができればと考えています。
平成27年台風第18号による大雨災害義援金の募集について
台風18号等による記録的な豪雨により大きな被害が発生しました。
福岡県共同募金会では被災された方々を支援するために、義援金を募集しています。本会においても、明日(24日)から稲築住民センター内の事務局と山田ふれあいハウスに募金箱を設置して、義援金を受け付けを開始いたします。
みなさまのご協力をよろしくお願いいたします。
1.募集期間
平成27年9月24日(木)~11月16日(月)
2.募金箱設置場所
・稲築住民センター内事務局 (嘉麻市岩崎1143番地3)
・山田ふれあいハウス (嘉麻市上山田502番地6)
日中だより
障がい者地域生活支援センターでは、日中一時支援事業所を利用している方、以前利用されていた方に、年に2回、日中だより『きずな』をお届けしています。
今月、夏号のNo.3を発行しました(^O^)
日中一時支援事業所で取り組んでいることや行事のこと、スタッフ紹介、夏休みのことなどを書いています。直接渡せない方もいるのですが、「みなさん読んでくださっているかなぁ」「元気にされているかなぁ」「久しぶりに会いたいね」と話しながらスタッフと一緒に作っています♪
きずなという名前は、ずっとみなさんとつながっていたいという思いから決まりました。
これからもみなさんとのつながりを大切にできるような日中一時支援事業でありたいと思います。