支援調整会議から見えてきたこと

6月25日、かま自立相談支援センターで、支援調整会議を行いました。相談支援員が受けた相談を、生活歴や家族構成、職歴や困りごと、支援の方針や目標などに分けて文章化し、会議に参加する基礎メンバーや支援に関わる関係機関に報告します。
参加者は、気になったことやわからなかったことを相談支援員に確認することで、その方のイメージ像を明らかにしていきながら、生活状況を想像します。相談支援員が設定した課題や支援の方針が適切であるかを意見交換しながら、支援方針が決定されます。参加者と共通の人物像を作っていくには、相談者の話をよく聞き、自分のこととして困りごとを受け止め、言葉や文章で伝えるとても難しい作業です。
この場を通して、相談支援員は足りなかった視点に気づいたり、知らなかった制度を知ることができます。課題がどこにあるのかを見極め、どう支援を組み立てていくのか、相談支援員の力量が試されます。