先日、福岡県社会福祉協議会で開催された研修会で、成年後見制度を受人している社協として活動報告を行い、受任したきっかけや監査等のチェック体制など、本会の体制や気をつけていることなどを話しました。
成年後見制度を通して、社協の強みをいかした支援が県内に広がると良いなと思いました。
月: 2020年7月
長年の悩み
90代のAさんは身寄りがなく、自分が亡くなったあと菩提寺の納骨堂に入ったとしても、管理をしてくれる人がいないためどうしようかと悩んでいました。
そこで、住職さんに話を聞きに行ったところ、合同墓の存在を知りました。合同墓では、管理をする親族がいなくても、お寺や墓地、霊園で管理をしてもらえるため、無縁墓になる心配がありません。
住職さんの話を聞いたあと、Aさんは、「合同墓の存在を知って、長年の悩みが解決したような気がします。長所と短所を考えてからから申し込みをしたいと思います」と話されました。
カーテンで部屋らしく
日常生活自立支援事業を利用しているAさんは、60代の男性です。4月にアパートに入居し、少しずつ家電を揃えています。先日、Aさんから「家計に余裕がなくって後回しになっていたけど、そろそろカーテンが欲しい」と相談されました。
早速、一緒に収支を考え、今日生活費とともにカーテン代をお届けしました。
事務所に戻ると、Aさんから「カーテンをつけて、やっと部屋らしくなりました」と嬉しそうに報告がありました。
今後も、Aさんとお金の使い方を一緒に考えながら、
自宅を過ごしやすい環境にしていけたらいいなと思います。
あっとふるやまだ①
5カ月ぶりに山田校区の協議体を開催し、7名が参加しました。
不特定多数の方が集まることはできないため、今後どのように進めていくのかを中心に話し合いました。
昨年の協議体で決めた予定通り、市バスに乗って利便性を確認することのほかに、小さな拠点づくり事業について話を聞きたいとの声があったため、市役所の担当課に相談することにしました。
短い間でしたが、久しぶりにみなさんとお話しできて楽しかったです。
法律相談のご案内
法律相談では、弁護士が借金や相続、離婚などの問題について相談に応じてくれます。次回は令和2年8月6日(木)、稲築地区公民館で開催します。時間は、13時~16時まで、一人当たり30分間の相談時間となっています。
事前予約制で、先着順となっていますのでお早めにご予約ください。
お問い合わせ :嘉麻市社会福祉協議会 0948-43-3511
ボランティア活動保険
先日、ボランティア活動保険に入りたいとの電話がありました。お聞きすると、昨年も加入されていたそうです。今回は7月4日以降からの豪雨で福岡県内も被害があり、ボランティアを募集していると聞き、手続きにこられました。
ボランティア活動保険は、活動中のさまざまな事故によるケガや損害賠償責任を補償する保険です。
被災地での災害ボランティア活動を行う際は、ボランティア活動保険への加入が必要になります。被災地の負担を少しでも軽減させるため、事前に在住地や勤務地等の社会福祉協議会で加入手続きを行ってください。
かき氷の日
ニュースで今日はかき氷の日と紹介されていました。日本かき氷協会が、かき氷の別名「夏氷・な(7)つ(2)ご(5)おり」の語呂合わせと、1933年(昭和8年)の今日、山形市で当時の日本最高気温40.8度を記録したことにちなんで制定したそうです。
今年は、コロナの影響で祭りやイベントが中止になり、出店に並ぶカラフルなかき氷を食べる機会が少ないかもしれませんね。
8月心配ごと相談日程のお知らせ
8月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
事前予約の必要はありません。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。相談は無料です。また、8月は第一水曜日も心配ごと相談を開設しますので、ぜひおこしください。
開催日時
8月5日(水)13:00〜15:00
8月12日(水)13:00〜15:00
8月26日(水)13:00〜15:00
※開催場所については、5日は嘉麻市役所嘉穂庁舎、12日、26日はいずれも稲築地区公民館です。
災害義援金箱(熊本県南豪雨義援金・福岡県豪雨災害義援金)を設置しました
7月4日以降に降り続いた大雨により、熊本県人吉市や球磨村などでは球磨川が氾濫し、犠牲者や住宅への浸水被害、鉄道や道路の寸断など熊本県内の16市町村で甚大な被害をもたらしました。翌5日には梅雨前線の停滞により、福岡県内においても大牟田市や久留米市などでも大きな被害がありました。この災害で被災された方々を支援するため、下記のとおり、義援金箱を設置しています。みなさまのご協力をお願いいたします。
なお、お寄せいただいた義援金は福岡県共同募金会及び熊本県共同募金会を通じて、被災地に配分されます。
記
・設置場所 嘉麻市役所、各支所(碓井・山田・嘉穂)、山田ふれあいハウス
職員の同和研修会を開催
7月22日、本会職員を対象にした同和研修会を開催しました。講師は、行政で勤めていた頃から同和問題に携わり、その豊富な経験から、坂田会長にお願いしました。
坂田会長は、封建的意識の強い地域で生まれ育ち、周囲の影響で、差別意識をもっておとなになりました。当時、学校で習うのは人権問題を上から見た歴史程度でした。現場では実際に差別を受けた方々とのつながりの中から、たくさんのことを学び、知ったことを自分の知識から知恵に変え、自分の言葉で語れるようになったそうです。
長い歴史の中で、実体的差別の中から、「おかしい」「間違っている」と感じたことをみんなで話し合い、団結して生活向上に努めた運動をされた方々がおられました。誰もが自由に生きることのできる社会をつくるために奮闘したその思いに触れ、改めて自分の中にある価値観に気づくことが大切だと感じました。