ひきこもり家族の集いを開催

1月28日(木)、寄ってこハウスで、ひきこもり家族の集いを開催しました。
ご家族は、自宅中心の生活を送っている子どもの話になると、思い詰めた表情になられたり、思い思いに話されます。時には、最近観たテレビや食べ物の話等の雑談をし、少しでもリフレッシュできたらとの思いで開催しています。
市内にも、同じように悩んでいるご本人やご家族がおられるのではないかと考えています。一人で悩まず、かまひきこもり相談支援センター(43-3511)へご相談ください。

支援調整会議での気づき

1月29日、かま自立相談支援センターで、支援調整会議を行いました。相談支援員が受けた相談を、生活歴や家族構成、職歴や困りごと、支援の方針や目標などに分けて文章化し、会議に参加する基礎メンバーや支援に関わる関係機関に報告します。
参加者は、気になったことやわからなかったことを相談支援員に確認することで、その方のイメージ像を明らかにしていきながら、生活状況を想像します。相談支援員が設定した課題や支援の方針が適切であるかを意見交換しながら、支援方針が決定されます。参加者と共通の人物像を作っていくには、相談者の話をよく聞き、自分のこととして困りごとを受け止め、言葉や文章で伝えるとても難しい作業です。
この日は、2件の新規プランが承認され1件が終結となりました。家族も含めたライフ設計を考えていかなければならないと気づいたので、3か月後の見直し時には家計プランを作成することにしました。

日本語能力試験

 本日、とある相談の過程で求人情報に目を通した際に、資格要件の中に「JLPT」という記載を見つけました。見慣れない資格名だった為、調べてみたところ、「日本語能力試験」という外国籍の方向けの検定のことで、年間100万人以上の方が受験しているそうです。出題例を見てみると、難しい問題も多く、たくさんの方が日本語を身に付けるために努力している様子が思い浮かびました。
 日本語は、数ある言語の中でも文法が難しいと言われています。日本人からしても理解しづらいと感じる場面が数多くあり、客観的に見て、自らの表現が正しいのかどうか迷うことが度々あります。日本人向けの「日本語検定」もあるようなので、自分の訓練の為にもいつか受けてみたいと思います。

法律相談のご案内

法律相談では弁護士が借金や相続、離婚などの問題について相談に応じてくれます。次回は、令和3年2月4日(木)に稲築地区公民館で開催します。時間は、13時~16時まで、一人当たり30分間の相談時間となっています。
事前予約制で、先着順でのご案内となっていますのでお早めにご予約ください。なお、コロナウイルス感染拡大防止のため、手指消毒や室内換気などの予防策を行なった上で開催しています。

お問い合わせ:嘉麻市社会福祉協議会 0948-43-3511

ひきこもり家族の集いを開催

 1月21日(木)、寄ってこハウスで、ひきこもり家族の集いを開催しました。
 ご家族からひきこもっている子どもが強い口調で話すことがあり、とてもつらかったとの話がありました。家族で話し合うと、子どもから「ストレスの限界だった。逃げないで聞いて欲しい」との本音を聞くことができたとのことでした。その話を聞き、家族だけで受け止めていくことの大変さを感じました。
 ひきこもりの家族の集いは、ひきこもっている家族のことを話す場としてだけではなく、家族のリフレッシュできる場になればとの思いで開催しています。
 自宅中心の生活をしているご本人やご家族で、興味のある方は、まずはひきこもり相談支援センターまでご連絡ください。
 電話番号0948-43-3511 メールtiiki@kama.syakyo.com

お孫さんと脳トレ

先日、仕事で帰宅時間の遅い娘さんに変わって、お孫さんの世話をしているご夫婦に、話を聞く機会がありました。奥さんと居間で話していると、奥の部屋からお孫さんの「ショートケーキの日はいつでしょう」という声が聞こえます。ご主人は「イチゴの15日?」「クリスマス?」と、ケーキから連想される答えを返しますがどれも当たらず、お孫さんは嬉しそうに「22日です」と答えます。
奥さんと私もわからず、理由を尋ねると、カレンダーを指差して「22日の上に15日があるよ」と言われますが、ピンときません。「22の上には15(イチゴ)があるやろう」と聞いてやっと「なるほど」と感心させられました。
普段は口数の少ないご主人が目尻を下げながら、「毎日、孫に脳トレさせられてるよ」と話された優しい笑顔が印象的でした。

季節外れの

 先日訪問した家の庭にみかんの木があったのですが、よく見てみるとセミの抜け殻がとまっていました。季節外れの光景に何だか嬉しくなると同時に、セミが冬を越すことはあるのだろうかと、ふと気になり調べました。
 セミといえば、羽化して1週間しか活動できないというイメージがありましたが、最近の通説では10日以上、長ければ1か月程度生きる種もいるとのことです。ただし、冬を越すことはなく、新たな卵を産むと役目を終えるそうです。
 個人的な価値感になりますが、人間にとっての1か月は些細なもので、あっという間に過ぎてしまいます。しかし、セミとは違い、人間はどう過ごすかを選択することができます。セミの一生を思えば、日々をもっと有意義に過ごさなければと気づかされた出来事でした。
 

強みに焦点をあてた支援

1月22日(金)、オンラインで開催された日常生活自立支援事業生活支援員研修会に参加しました。
午前と午後に分けて、九州ルーテル学院大学の西章男准教授と飯塚市社協の高野専門員、和田生活支援員から認知症高齢者への支援に関する講義と活動報告があり、その内容をもとにグループワークを行いました。
研修会を通して、病気や障がいだけでなく、その人の強み(ストレングス)にも焦点をあてることや、その人がどのように生きてこられたかという環境や背景について理解して支援することが大切だと学びました。
相談を受ける際に、問題にばかり焦点をあててしまうことが多いと自分でも感じているため、これからは、自分の持っている考え方や価値観についてもう一度見直し、強みを見つけながら支援ができるようにしたいと思います。

高齢のご夫婦との出会いで

 先日、民生委員を通じて、Aさん(90代)とBさん(80代)のご夫婦に出会いました。Aさんは教員を退職後、地域でボランティア活動をしていましたが、1年前に体調を崩してからは毎日散歩やリハビリに行ったりしながら、日々過ごしているそうです。
 嘉穂校区の歴史や地域のことを伺う際に、話をするAさんの側にBさんが座られ、同じ話を繰り返されても、遮ったり、否定することなく、時にはスムーズに話せるようにサポートされるBさんの姿やAさんの穏やかな表情がとても印象的でした。また、帰る時には、ご夫婦が見送られ、「またいつでもおいで」と言ってもらい、温かな気持ちになりました。
 ご夫婦と接し、相手の話をよく聞き、否定したり遮ったりしないこと、相手を認め尊重することなど、普段忘れがちな大事なことを教えてもらいました。

市民支援員会議で情報共有

かま権利擁護センターでは、市民支援員を交えて、毎月1回支援員会議を開催しています。次月の支援予定を確認した後に、担当する利用者さんの気になることや支援を通してわかった手続き、法律などを共有します。
12月下旬から、嘉麻市でも新型コロナに感染した方が増えており、今日は感染予防について話し合いました。支援員は、ご自宅を訪問することがほとんどですが、利用者のなかにはプライベートな空間であるため、マスクを着用していない方もいらっしゃいます。部屋の広さによっては、距離を確保することが難しい場合もあります。手指消毒やうがいを心がけるよう、全員で確認しました。