教育支援資金

高校の先生から、大学や専門学校への進学に伴う費用の貸し付けについて相談を受けました。
教育支援資金とは、一定の所得以下の世帯に対して、学校教育法に定められた高等学校や大学などへの進学や通学に必要な費用を貸し付けるものです。生徒本人が借受人となり、卒業して6か月後から返済してもらいます。保護者は連帯借受人となり、債務を共に担います。様々な条件がありますので、進学費用でお悩みの方は、本会にご相談ください。

家探し

もうすぐ50歳になるAさんは、幼少期から友だちとうまくコミュニケーションがとれず、授業にも遅れがちで、生きづらさを抱えて過ごしてきました。いじめにあったり、孤立したり、辛い思いもたくさんしたそうです。最近行なった持病の検査で、療育手帳を申請できることがわかりました。転居しなければならない事情があり、住まい探しをしている最中だったため、グループホームなども選択肢の1つとして考えられるようになりました。Aさんと一緒に、不動産会社や市役所の住宅課、施設などを見学していますが、大きな決断をすることに戸惑いもあるため、Aさんが自分で選択できるよう、サポートしたいと思います。

セルフチェック

最近、同じ部屋にいる人が涼しいと感じていても、私は暑く感じたり、汗をかいたりします。年齢的に、更年期障害という言葉がちらつくようになりました。
セルフチェック表で調べてみると数値は低く、安心しましたが、更年期障害は女性ホルモンの不安定さが原因だそうです。症状がひどい方は、日常生活に支障が出る場合もあるため、婦人科へ受診すると良いとのことでした。

ご協力ありがとうございました

10月1日から、5日間実施した街頭募金が、今日で終了しました。コロナ禍のため、感染拡大に配慮し、延べ14カ所でしか実施できませんでしたが、140,689円もの募金を頂戴しました。ご協力ありがとうございました。
この募金は、福岡県共同募金会に送金し、様々な福祉活動や災害支援金に充てられます。

畑の中で

先日、地域回りの途中で、畑仕事をするご主人のそばで、奥さんとお友達が楽しそうに話をされているところに出会いました。声をかけてみると、高菜の種を植えたばかりで、水やりをしていたようで、木枠で囲った畑には、猫よけに枝のついた細い竹が均等に並べられています。
この空き地にはご主人が世話をしている畑以外に、3名の方がそれぞれに囲いを作って、野菜を育てているそうです。「ここに来ると誰かがいるから、世間話をするのも楽しいよ。近くを通ったら、声をかけてみて」と誘ってもらいました。

栗の木

訪問したお宅の庭に、大きな栗の木が植えられています。台風10号が通過した頃から、毎朝庭を見るために、いがぐりが落ちています。割れ目からは、茶色く大きな栗が顔を出していました。
今年は豊作で、ご近所や親しくしている方に配り、食べてもらっているそうです。

金木犀

4月1日から、事務所が山田ふれあいハウスに移転し、職員駐車場から500メートルほどの道のりを歩かなければならなくなりました。運動不足のため、いつも「きついな、遠いな」と思いながら下を向いて歩いていましたが、今週の半ばごろから甘い匂いが漂っていることに気づきました。ふと上を見上げると、金木犀の花が満開を迎えており、10月なんだなと秋を実感しました。
今年も残すところあと3カ月です。みなさんも、やり残している仕事や後回しにしていることなど、年内に達成できるよう、タイムスケジュールを見直しましょう。

あっとふるやまだ

9月29日、あっとふるやまだを開催し、7名が参加しました。
前回の協議体では、山田校区のいろいろなバス停から、飯塚市の眼科やスーパー、稲築校区の病院やホームセンターなどに行く方法を調べました。今日は、その内容をグループごとに発表し、感じたことを話し合いました。
参加者は、普段自家用車で移動しているため、時刻表で調べることすら初めてで、バス停や路線がわからず、とても苦労しました。幹線路線までの移動に必要な枝線が充実していないバス停では、デマンドバスの利用が効果的ですが、予約制であることや校区を跨ぐことができないため、買い物や受診にかかる時間をイメージしながら予測することが必要だと気づきました。慣れるまでは失敗を繰り返したり、わずらわしく感じたりすることもあるかもしれません。集会所や公民館を発着する路線図や時刻表があると、利用しやすいのではないかとの意見が上がりました。
話し合いが中心になることが多い協議体ですが、自分たちで調べて発表したことで、参加したみなさんが発言でき、とても楽しい時間を過ごすことができました。

生活福祉資金特例貸付に関する相談

新型コロナウイルス感染症の影響による休業や失業等で、一時的な生活資金にお困りの方に向けた緊急小口資金及び総合支援資金(生活支援費)の特例貸付を実施しています。本会にも、3月からたくさんの方が相談に来られ、手続きを進めてきましたが、貸付はあくまでも急場をしのぐための方法であり、延長すれば借金を重ねることになり、根本的な解決にはなりません。今後も、コロナ禍での生活は続くことが想像できます。相談者と一緒に、収入と支出を見える化しながら、課題を整理し、解決に向けた丁寧な相談対応を心がけたいと思います。

支援員会議を開催

かま権利擁護センターでは、市民支援員を交えて、毎月1回支援員会議を開催しています。次月の支援予定を確認した後に、担当する利用者さんの気になることや支援を通してわかった手続き、法律などを共有します。
今日は、身寄りのないAさんの支援の中で、数年前まで姪から年賀状が届いていた話が出ました。高齢の利用者も多く、家族と疎遠の方や相続人の行方が定かでない方もいらっしゃいます。いざという時に備えて、日常の何気ない会話が、ヒントになることもあるんだなと実感しました。