生活支援コーディネーター養成研修2日目

生活支援コーディネーター養成研修(2日目)

昨日に続いて、平成27年度福岡県生活支援コーディネーター養成研修(2日目)を受講しました。
午前中は、本会の木山事務局長から、地域アセスメントとは何なのか、どのような手法や効果があるのかの話を聞きました。
誰も排除されず、その人らしく生き生きとした生活を営むことができる地域づくりを目指すコミュニティソーシャルワーカーとして、大切な視点や考え方を学びました。
午後からは、北九州市社会福祉協議会の磯田さんから、北九州市の地域状況や地域支援コーディネーターの活動、活動を通して見えてきた課題や成果について話を聞きました。
その後、グループに分かれて事例検討を行いました。少ない情報の中から、ワーカーとしての想像力を膨らませ、様々な視点から解決策を導き出す手法を通して、課題を整理し解決策を考え、個別の課題を地域課題に転換する実践を学びました。
最後に、さわやか財団の阿部さんから、全国の市町村でどんなサービスが創出されているのかを聞き、身体の居場所ではなく心の居場所を作る事やリスクマネimageジメントに配慮する事などを学びました。
最後のグループワークでは、いろいろな要望が書かれたカードを選び、それを手伝ってくれる人を探す「助け助けられゲーム」を行いました。
2日間の研修を通して、地域支援コーディネーターとして、今から何をしていかなければならないのかを学ぶことができました。

精神障害者家族等支援者研修会

今日は平成27年度 精神障害者家族等支援者研修会に参加しました。
講演1では、南筑後保健福祉環境事務所 精神保健係長 木村みどりさんから「保健所における精神障害者の地域定着推進事業の取り組み〜長期入院者の地域移行・地域定着までの関わりについて〜」をテーマに地域移行支援と定着支援、精神障害者地域定着推進事業について説明があり、長期入院をされている方の地域移行、定着支援の過程では時間を惜しまず相手のペースに合わせることの大切さなどを学びました。
講演2では、医療法人牧和会 牧病院 在宅主任 佐々木香月さんから「筑紫地区自立支援協議会連携部会を基盤とした地域支援」をテーマに筑紫地区自立支援協議会連携部会や医療連携パス「私らしい暮らしの手帳」について話をされ、安心して自分の地域で生活するための家族や医療機関、福祉施設との連携が必要だということを学びました。
知らないことがたくさんあって、もっと色々な分野の勉強をし知識を広げなければならないと思いました。
g271125

総合事業への理解を深める

生活支援コーディネーター養成研修(1日目)

北九州八幡西生涯学習センターで開催された、平成27年度福岡県生活支援コーディネーター養成研修(1日目)を受講しました。

まず初めに、福岡市社会福祉協議会の藤田さんから、生活支援コーディネーター及び協議体の目的や役割について、福岡市の取り組みを交えて話がありました。次に、直方市健康福祉課の宇野さんから、生活支援コーディネーターと協議体の活動理念や従来の制度での課題を踏まえた地域づくりのあり方についての話がありました。
次に、福岡福祉サービス協会の野口さんから、高齢者の身体機能や生活環境の変化により生じる生活ニーズへの対応方法についての話がありました。
最後に、さわやか財団の阿部さんから、先進地でどのようにして生活支援コーディネーターや協議体がつくられたのかを聞いた後、グループに分かれ、協議体に入ってほしいメンバーを考えました。
大人から子どもまで、誰もが地域で暮らせる支えあいのまちづくりについて深く学ぶことができました。
明日は、地域アセスメントの手法やサービス開発の方法など、より実践的なことを学びます。image

方言の魅力

先日、「炭鉱の記憶」の情報収集のために、碓井地区で、個人で資料室を造られている坂本さんのお宅を訪問しました。
いろいろ話を聞きながら、資料室の中を歩いていると、方言に関する張り紙を見つけました。
とても興味深かったので、ここで少しご紹介します。

 ・えずい→こわい  ・おらぶ→さけぶ、どなる  ・きびる→結ぶ  ・せからしい→うるさい ・そうつく→動き回る
 ・たまがる→おどろく   ・よこう→休む   ・へたばる→くたびれる  ・そこにき→そのあたり
 ・どける→除く   ・なんかかる→よりかかる

地域に出て、特に高齢な方とお話をしていると、このような方言がどんどん出てきます。中には同じ地域で暮らしてきた私もなかなか理解できないものもあります。取材のときなど、意図的にその方が使った方言を使って質問することで、少し理解できたり、会話がスムーズになるように感じることもあります。方言には不思議な魅力があるのだなと思います。
もっとその地域の方言やその語源などを勉強していきたいなと思います。

鴨生北町サロン

今日は、鴨生北町集会所で開かれたいきいきサロンにおじゃましました。
一緒に山田消防署の方2名からのお話を聞かせていただきました。
火災の原因の第1位が放火で特に年末が多くなること、住宅用火災警報器の設置を進めることが火災から身を守ることにつながることなどの話があり、緊急地震速報について緊急地震速報に関する説明もありました。。
また、消火器の使い方について説明を受けた後、実際に水の出る消火器を使用して訓練をしました。一般的な粉が出る消火器とは少し違いますが、操作方法は全く同じということで、参加者の皆さんは真剣に取り組まれていました。
実際の火災が起きた時に落ち着いて対処できるように、日頃からの心掛けや訓練が重要であることを改めて感じました。

h2711221

かま権利擁護センターのご案内

今年度4月から、高齢者や障がいを持った方の権利を擁護することを目的に、かま権利擁護センターを設立しています。次のような困りごとの相談に応じています。
①一人でいろいろなことを決めることに自信がない方からの相談
 ・訪問販売で、高価なものを何度も買ってしまう。どうしたらいいか。
 ・成年後見制度を利用するようにすすめられたが、どうしたらいいか分からない。
 ・もの忘れがあり、通帳やはんこをどこに置いたか分からなくなる。
 ・年金や手当、給料をもらうと、すぐに使ってしまい、残らなくて困っている。
②これからのことを今のうちに考えておきたい方からの相談
 ・将来のことを考えると不安になる。今からできることはないだろうか。
 ・自分にもしものことがあった時の財産をどうするか、きちんと決めておかないで大丈夫かな。
 ・社会の役に立つようなことをしてみたい。

このような困りごとがある場合、また困っている人を知っていらっしゃる方は、かま権利擁護センターにご相談ください。
センターの職員がご自宅を訪問して、どんなことにお困りなのか、お話を伺います。そして、その困りごとの解決に向けて一緒に考えます。お気軽に電話していただければと思います。

お問い合わせ先
かま権利擁護センター ☎0948-42-0751

事業所も冬支度

先日、嘉穂地区の方を訪問した時、「折り紙で作ったよ」と言って、プレゼントしてくださいました(*^_^*)日中一時支援事業の子ども達に見てほしいなと思い、今日、事業所に飾りました♪
m271119
来月の24日にはクリスマス会も開催する予定ですので、スタッフと子ども達でも、冬らしい飾り付けを少しずつ進めています★

今後のための打ち合わせ

今日は、山田庁舎で、高齢者介護課の方2名、さわやか福祉財団の竹下さん、嘉麻市社協職員6名で、新地域支援事業の打ち合わせを行いました。
???????????????????????????????
地域で支える仕組みをつくっていくための体制整備を進めるために、どのような取り組みが必要になるか、予算はどうするのかなどを話し合いました。

水俣病と家族の歩み

今日、午後1時30分から稲築地区公民館で支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催しました。
今日で、第8回目を迎えるこの講座は、本会の設立10周年記念事業として開催しているものです。
今回は、水俣市立水俣病資料館で語り部をされている杉本肇さんを講師に、「水俣病と家族の歩み」をテーマに話していただきました。
t271118
杉本さんは、水俣という地名が病名になっているため、「水俣出身」というだけで差別を受けてきたこと、また被害者と加害者が同じ地域の中で生活していることからこの問題を語ることもできない雰囲気があったことを語られました。また感染症を疑われて、周囲の地域の方からとても厳しい眼差しを向けられたこと、訴訟を起こしたことで親族からも縁を切られたこと、学校ではいじめの対象とならないように家族の話は誰にもしなかったことなど、水俣病を患われたご家族との歩みを語られました。
しっかりと事実を学び続けること、それを自分に置き換えて普段の生活を省みること、そしてそれをこれから先に生かしていくことが大切だと改めて感じました。

今月の一冊

広報紙えがおに、毎月職員が読んだ本を『今月の一冊』として、掲載しています。
11月号に掲載した『気にしすぎ症候群』という本をご紹介します。
h2711051
著者:伊藤 明 出版社:小学館

気になる物事というのはどんな人にもあると思います。明日の天気や家族の健康、他人の顔色、事故のニュース、国内外の政治の動き、外国でのテロ、環境問題等々。
この本では、気にするという行為そのものは生き残るための「リスク回避」ですが、気にしすぎは「過度なリスク回避」であり、気にすることで自分が生きていく上での不安を全て排除できるという思い込みから来ていると述べられています。
現代社会はメディアやインターネットにおいて様々な情報が溢れています。新聞を読む、テレビを見る、あるいは検索をすることで情報はすぐに手に入ります。平均貯蓄額、食品添加物の情報、環境問題、SNSでは個人のプライベートなことまで。それらの情報が即座に入ってきてしまうがゆえに他人と比較し、必要以上に自分の状況を悲観的にとらえてしまうことで「気にしすぎ症候群」になってしまうとも筆者は主張しています。
そんな「気にしすぎ」を治す方法はまず自分が気にしていることに気づき、そこからそれぞれのタイプによって対処をし、気にする時間と量を削っていくという方法があること、一気に治すのではなく徐々に段階を踏んで治していくことが一番の近道であると述べられています。
日々を過ごしている中で「気にしない」ことはできませんが、「気にしすぎ」の自分がいることを受け止めながら、少し考え方を変えたいと思います。(まる)