今日は、平成27年度筑豊ブロック市町村社協連絡協議会エリア別事業 公開講演会を開催しました。飯塚市、桂川町、嘉麻市社協が共同主催で毎年行っている事業です。
今回は、「障がい者の虐待と差別を防止するために」というテーマで、鳥栖市にある『しょうがい生活支援の会すみか』代表理事の芹田洋志さんにお話いただき、社会福祉施設の職員や民生委員、市民の方など約90名が参加されました。
まず、地域に障がいをもつ方のサービスや居場所がまだまだ足りてないと感じ、しょうがい生活支援の会すみかを設立して余暇活動の支援を始められ、今は相談事業や福祉啓発事業などいろいろな取り組みをされていることを紹介されました。そして、ICF(国際生活機能分類)についてや合理的配慮のこと、虐待防止法、障害者の権利に関する条約、障害者差別解消法等についての説明がありました。芹田さんは、何を障がいと呼ぶのだろうと投げかけられ、特別な人ではなく、特別なニーズをもった普通の人であることを伝えられました。また、虐待は発見したら通報の義務があると法律にも定められているが、通報とあまり重く受け止めずに、気になることがあれば相談するということが大切だということを強調されました。
事例を考える時間もあり、『障がい者のグループホームで職員が利用者を虐待した時、あなたが施設職員だったら通報できますか?』『2階にあるエレベーターのないレストランでホールスタッフとして働いていて、とても忙しくスタッフの人数も足りていない時間に車いすに乗った方が来店された時、あなたはどう対応しますか?』といった質問について、参加者のみなさん同士で話され、真剣に考えられていました。
お話を伺うなかで、敬意をもって接し、決して上から目線になることがないように、小さなことでも人権を大切にすることが、虐待が起こらないために一番大切なことだと感じました。
貴重なお話を聞き、みなさんと一緒に誰もが安心して暮らせる地域を作っていくためにどうしなければならないか考えることができたとても有意義な時間でした。芹田さん、本当にありがとうございました。
カテゴリー: 地域係
公開講演会のご案内
飯塚市、嘉麻市、桂川町社協合同主催の公開講演会が近づいていますので再度お知らせさせていただきます。
内容は、障がい者の虐待についてです。どこででも起こり得る虐待について、なぜ起こるのかしっかりと理解し、誰もが差別されることなく暮らせる地域を作っていくために何をしなければならないか、一緒に学びたいと思いますので、ぜひご参加ください。
★日時 9月2日 15時から17時(14時半開場)
★場所 嘉麻市なつき文化ホール
★講師 特定非営利活動法人 しょうがい生活支援の会すみか 代表理事 芹田洋志氏
★テーマ 障がい者の虐待と差別を防止するために
★参加対象 関心のある方
どなたでもご参加ください。参加費は無料です。
当日の参加も大丈夫ですが、資料等の準備がありますので、前日までにご連絡いただけると幸いです。
お申し込み・お問い合わせ先
嘉麻市社会福祉協議会 ☎︎0948-42-0751
生活困窮者自立相談支援事業養成研修
平成27年8月25日(火)〜27日(木)の3日間、ロフォス湘南(神奈川県三浦郡葉山町)で行われた、生活困窮者自立相談支援事業 主任相談支援員研修養成研修【後期】に参加しました。
“きちんと” “しっかり” “みんなで” “つながる•つくる” の4つをポイントに、丁寧な相談支援をチームで行い、地域づくりにつなげていくために、主任相談支援員として何をしていかなければならないのかを学びました。ある講師の「つらい状況の人を排除する社会は、自分が排除される社会である」という言葉が心に響き、ひとつの相談をみんなの課題として捉え、個を支える地域づくりを目指していくことへの思いを新たにしました。
前期と合わせて6日間の研修を通し、全国の主任相談支援員の方々とつながることができ、悩みや目標を共有でき、仲間になれたことはとても大きな財産になりました。
筑ブロ コミュニティワーカー研修会
今日は。稲築住民センターで筑豊ブロック市町村社協連絡協議会第1回コミュニティワーカー研修会を開催しました。8社協16名の参加に加えて、5名の実習生も勉強に来られました。
出席者全員が自己紹介を行った後、福岡県地域福祉活動職員連絡会における筑ブロ代表幹事の選出についての協議をしました。
その後は、各社協で実施している事業や取り組みについての情報交換を行いました。
小地域福祉活動や認知症予防、助け合い活動、生活困窮者緊急支援事業のことなど、それぞれの社協の取り組み、その中での課題等の話をし、たくさんの情報交換ができました。「市民のみなさんとの座談会をしたいがなかなかうまくいかない」といった話があり、各社協からは、民生委員さんと定例化して行っている。サロンの中でそういった場を設けている。等を伝えられました。嘉麻市からは、出前講座を行っていて、特に介護保険改正の話を聞いていただいて市民のみなさんと考えていける場を作っていることを伝えました。
次回の研修では、事例検討会を行うことに決まりました。
一つでも多くの社協に参加していただき、有意義な研修会を続けていけたらと思います。
災害ボランティア活動
災害ボランティアセンターには、昨日11件の相談が寄せられました。
登録されているボランティアさんと調整し、今日は2件の活動を行いました。
あるお宅では築20年くらいの倉庫が中に入っていた荷物ごと横転し、住宅内の通路に飛び出して倉庫は半壊していました。まず荷物の運び出しから行い、荷物を全て別の濡れないところに移してから倉庫を敷地内に移動させました。
また、あるお宅では強風や大雨で木の枝や葉、泥などが溝に溜まってしまって水が流れなくなっており、次にまとまった雨が降ったら家が水浸しになってしまうような状況でした。最初に枝や葉を取り除いて、泥を土のうに入れていきました。また、同じような状況にならないように、泥を入れた土嚢を溝のわきに置いて行きました。
ボランティアのみなさんが声を掛け合い、うまく連携をとって作業をすすめられ、午前中いっぱいで活動は完了しました。
災害ボランティア募集
台風15号の被害がでています。
家の片付け等お手伝いをしてくれるボランティアを募集しています。
協力できる方は、氏名等連絡先、協力できる日時、ボランティア保険加入の有無を下記までご連絡ください。
0948-42-0751