今日は、小竹町の虫の家で開催された、「6・22『らい予防法による被害者の名誉回復及び追悼の日』講演会」に行ってきました。朝日新聞大阪本社編集委員の高木智子さんが、「『隔離の記憶』の先に ~共感ジャーナリズムから考える」というテーマで講演されました。
高木さんは、ハンセン病のこと、隔離や差別のことについて知った時から、「何がこうさせたのか」「どんな事実があったのか」ということを全国の療養所での取材をとおして追い求められています。「知らない人にどれだけボールを投げることができるか」ということを常に大切にし、興味をひくような言葉を使い、押し付けるのではなく浸透させるというお話を伺い、「読んでもらいたい」という強く熱い思いを感じました。
また、誰のために何のために報道するのかということを常に自分に問いかけ、被害者の方の名誉の回復のためだと言われたことがとても心に残りました。その思いから、できるだけ笑っている写真を使ったり、辛い暗いイメージだけでなく、ふるさとで受け入れる家族もいることを記事にしたり、療養所でたくさんの友人と楽しく過ごされている方のことも伝えられています。
全国の療養所で出会ったお一人お一人の想いを大切しながら取材されている高木さんのこだわりや「伝えたい」という強い気持ちから学ばせていただいたことはとても多く、ハンセン病について学んで伝えていきたいと思っている自分にとって、とても貴重なお話でした。
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詐欺について
年金の情報流出に伴い、個人情報を聞き出す電話がかかっているそうです。
平成26年の特殊詐欺認知件数・被害額は、ともに前年を大幅に上回り、特に被害額は初めて500億円を超え、過去最悪でした。
高齢の方が被害にあわれているケースが多く、今まで働いて貯めてこられたお金をだまし取っていることに心が痛みます。
日頃から電話で話をする、オレオレ詐欺等について気をつけるようにメモを貼るなどしてお気をつけください。相手はとてもうまくいろいろな話をしてきますので、急な電話やご家族の話でもおかしいなと思ったら警察や家族などに相談してくださいね。
社会福祉法人の地域貢献活動について
今日は、市内の社会福祉法人職員のみなさんと意見交換会を行いました。
平成29年度から、社会福祉法人には、地域貢献の計画策定と実施が義務化されますので、これからこの活動をどのように考えていくのかについて意見を伺いました。
初めての取り組みでしたので、まずは自己紹介を行い、現在実施している活動を教えていただきました。
その後は、本会のセンターに寄せられている事例をもとに、市内には、孤立やひきこもり、ごみ屋敷、DV,ネグレクトなど様々な困りごと抱えた方の解決方法を一緒に考えました。早速解決への一歩につながるのではと期待される意見もありました。
これから定期的に集い、情報交換をしながら横のつながりを深め、嘉麻市でしかできない活動を一緒に考えていきます。
ひきこもり勉強会
今日、寄ってこハウスでひきこもり勉強会を開催しました。
不登校の親の会「ほっとケーキ」の支援者である湯越さんに講師として来ていただきました。
湯越さんは、子どもと夫との間でつらかったことや、どうやって乗り越えてきたのか、これからのことなどについて話してくださり、それぞれの家族の悩みに対して親身にあたたかい言葉で一緒に考えて下さいました。ひきこもり家族の会の方も「同じ悩みを持つ方の話を聞いて、自分の気持ちを話すことができたし、勇気がもらえた。」と話されました。
最後に「要するに、元気でいれば何とかなりまります。」と笑顔で話され、たくさん悩んで乗り越えてこられた方の言葉のあたたかさと重みを感じました。
お話を伺い、本人が一番つらいということ、家族の悩み、世間からの目や家庭内での関係など沢山のことを知り、少しでも気持ちに寄り添おうとすることが大事だと改めて思いました.
支えあいのまちづくりについて
今日は、上山田住民センターにて、上山田女性学級の開講式があり、嘉麻市社協が行っている『支えあいのまちづくり』についての出前講座をしてきました。
まずは、相談窓口をわかりやすくするために社協に6つのセンターができたこと、各センターにいろいろな相談が寄せられていること、だれにもSOSが言えなくて孤立している方がおられることを伝えました。また、介護保険が改正され介護予防がなくなることやひきこもりで悩んでいる方が多いことなどを話すと、みなさん真剣なまなざしでうなずきながら話を聞かれていました。
最後に、地域には、みなさんからのサポートが必要な方がおられるけれど、支えられるだけではつらいので、その方もだれかを支えるような取り組みが地域でできたらいいですねと話すと、「自分たちにできるちょっとしたことから考えていきたいね」と話されていました。
元気いっぱいに活動されている女性学級のみなさんと一緒にこれからいろいろなことを考えていきたいなと思いました。
フォローアップ講座2日目
今日は、2日目のフォローアップ講座を開催しました。
「あらためて支援について考える ~障害者が地域で生活するということはどういうことなのか?」というテーマで、NPO法人ちくほう共学舎「虫の家」事務局長の髙石伸人さんからお話いただきました。
最初に、「虫の家」は地域生活支援事業として行っているが、地域生活を支援するということがどれだけ難しいことなのか、いかに失敗しているかということについて、メンバーの方との関わり等を交えて話されました。
「虫の家」で生活をされていた重度の障がいをもつ方が、家族の関係もあり施設に入所され、帰りたいという気持ちをもちながら生きておられることの話があり、髙石さんはとても切ないと話されました。
そして現在の社会では、施設の介助する側(健常者)とされる側(障害者)の間に権力関係があり、それを相対化するためには、健常者が自らの健常者性(差別性)を日常の中で注意深く見つめていかなければならない、それはしっかり意識していないとできないけど、その意識が必要なんだということを強調されました。そして、地域で生活するためには当然に「介護受給権」の確立と制度の充実が欠かせないことも説明されました。
また、「自立」とは何かを説明され、重度障害をもつ人が地域で自立して生活するということは、人の手を借りながら生活するということを教わりました。その時に私たちは、常に助けられる側の切なさに、どこまで想像力を働かせることができるかが大切だということも学びました。「お互い様だよ」という言葉は、される側の人が言うことは決してなく、する側が言う言葉だというお話に、受講者のみなさんも頷きながら真剣に聞かれていました。
他にも、障害者運動の歴史についてのお話があり、脳性麻痺の方の団体「青い芝の会」や劇団「態変」の活動について、今当たり前にあるバリアフリーや公的なサービスは、こういった方々の一生懸命な社会への対抗、当然のことを求める取り組みがあったからこそ叶ったということを教えていただきました。
支援とはどうあるべきか考えさせられた時間でした。
次回の講座は25日(木)です。
平成27年度 山田地区会員募集世話人会
今日は山田ふれあいハウスにて、平成27年度 山田地区会員募集世話人会を行いました。
初めに、村上会長から挨拶があり、その後、領収書など配布資料の説明や会員募集に関する意見交換をしました。
意見交換では、会員加入の声かけをする際に嘉麻市社協のパンフレットを配布したらどうかなどの意見がありました。また、今度、老人会で会員のお願いをするという地区がありましたので、職員も一緒に伺い、会費が何に使われているかを説明させていただくことになりました。
嘉麻市社協は、市民のみなさんとともに福祉のまちづくりを推進していくため、会員を募集しています。ぜひ、ご協力お願いします。
在宅介護者日帰り旅行のご案内
在宅で介護されている方同士の交流と、心身のリフレッシュを図ることを目的に日帰り旅行を開催します。
また、在宅介護を続けるうえで役立つ情報や介護用品について学ぶこともできます。ぜひ、ご参加ください。
☆日時☆ 平成27年7月9日(木) 午前9時45分~午後3時15分
☆参加対象者☆ 市内在住で、現在在宅で介護をされている方
☆定員☆ 15名程度
☆参加費☆ 1,000円
☆行き先☆ ➀春日市クローバープラザ内福祉用具展示室 ⓶九州国立博物館(昼食、館内見学)
☆申込締め切り☆ 平成27年6月30日(火)
☆お問い合わせ・お申し込み先☆ 嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751