今日は、稲築住民センターにて第3期市民後見人養成講座9日目を開催しました。
1コマ目は、NPO法人権利擁護支援センターふくおかネットの森高清一さんから、権利擁護支援としての虐待対応~「虐待防止法」を地域で生かすために〜をテーマにお話いただきました。虐待が起こる背景や「虐待かもしれない」と思ったときどうすればいいのかなどについて説明がありました。説明を聞く中で、言動や容姿の変化に気づき、深刻な事態になるのを防ぐことや虐待をしてしまった方に対する支援が重要となることなど学びました。
次に松尾・足立法律事務所の松尾朋弁護士から、消費者契約法の内容について説明していただきました。どういった場合に契約の取り消しができるのかや、どういった条項が不当条項にあたるのかなどについて事例を挙げながら教えていただきました。
最後に、ひびき法律事務所の油布剛弁護士から成年後見人の心構えについてお話いただきました。事例について、後見人として気をつけることを各自で考え、その方の置かれた状況について整理し、できる限り本人の意思決定を支援する努力が必要であると学びました。
次回は2月10日(水)です。
カテゴリー: 地域
広報紙えがおNO120発行
2月1日、嘉麻市社協だより「えがお」No.120を発行しました。
最近、嘉麻市にもニセ電話の被害が相次いでいるそうなので、表紙は、ニセ電話気づかせ隊として活動している嘉麻警察署少年補導員連絡会に協力してもらいました。
2ページには、児童虐待の加害と被害をテーマに行った講座開催報告を、4ページには、子どもの貧困をテーマにした寄稿を掲載していますので、ぜひご覧ください。
社協だよりは、下記ページからダウンロードできます。
http://kama.syakyo.com/kouhou.htm
表紙・その電話、ストップ~ニセ電話気づかせ隊として活動を行う嘉麻警察署少年補導員連絡会
p2・・・VOICE 児童虐待の加害と被害~経験者として
p3・・・ブログ(12月16日、21日、24日、1月1日)、成年後見Q&A
p4・・寄稿 貧困などで生きづらさを抱えるユース(若者)に自立と夢の実現を
p5・・地域支えあい事業、研修会のご案内、参加者募集のご案内、社協だよりクイズ
p6・・活動報告、ボランティア活動保険、ボランティア募集情報
p7・・・今月の一冊、炭鉱の記憶、3月の総合相談
p8・・・10周年記念式典のご案内、山田ふれあいハウスからのお知らせ、指定葬祭場紹介
p9・・・寄付・香典返し、会員会費のお礼、今月のえがお
p10・・・ふるさとへの手紙、コラム交差点、編集後記
法人設立10周年記念式典のご案内☆
今年は、嘉麻市社協設立10周年の節目の年にあたります。そこで、次のとおり記念式典を開催いたします。
★日時 2月11日(木) 13時〜16時[受付 12時半〜]
★場所 嘉麻市なつき文化ホール(嘉麻市岩崎63番地8)
★内容 第1部 記念式典(記念表彰)13時〜14時
第2部 記念講演 14時10分〜15時40分
テーマ「居場所の力〜生きているだけですごいんだ〜」不登校、ひきこもりの現場から
講師 NPO法人 フリースペースたまりば 理事長 西野博之さん
参加無料です。お誘い合わせの上、ぜひご参加ください。
問い合わせ 嘉麻市社協 0948-42-0751
生活困窮者支援について学びました
今日は、田川地区における生活困窮者支援の在り方と支援の仕組みづくりについてをテーマにした平成27年度田川地区社協連絡協議会職員研修会に参加しました。
基調講義で、福岡県立大学人間科学部社会福祉学科 准教授の村山浩一郎さんからお話があり、生活困窮者自立支援制度の概要の説明をされました。この制度は、生活保護に至っていない生活困窮者に対する第2のセーフティネットを構築するためのものであり、生活困窮者とは、あえて対象者を厳密に定義せずに困窮者に至るおそれのあるいろんな人を対象にできるものだということを学びました。そして、それは経済的困窮のみを問題にしているわけではなく、社会的孤立など複合的な課題を抱えていてどうしてよいか分からない状態であり、地域福祉の視点からのアプローチが必要であること、そのために地域づくりをしていかなければならず、社協の小地域福祉活動を基盤とした生活課題の早期発見の取り組みが重要であるとの話がありました。改めて社協の役割を考えさせられ、困りごとの背景をきちんと受け止めなければならないと感じました。
そのあとは、実践報告・話題提起を本会事務局長の木山が担当しました。今年度から、センターをつくり、権利擁護やひきこもり、ボランティア等の相談を受けていて、センター化したことで相談件数が大幅に増えたこと、相談支援ということを業務として行う社協にとっては、ソーシャルワークの価値をきちんと踏まえておかなければならず、人間の尊厳、排除されない社会正義に後押しされて私たちは支援をしていかなければならないということの説明があり、社協らしさって何だろうと見つめ直すことができました。事例検討では、グループごとに、あるケースに対して社協として何ができるか話し合ったのですが、社協でできることなんか何もない、でもまずその相談をしっかり受け止め、不足する資源を創出したり地域づくりを進めていかなければならないということを皆で共有しました。また、寄り添うことが大切であり、寄り添い型支援というのは、何もできずにおろおろしてしまうことで、どれだけ出会い、どれだけ一緒に苦しめるのかが問われていることを改めて学びました。
田川地区社協のみなさんの中におじゃまさせていただき、たくさんのことを勉強してまた頑張ろうと思えました(^O^)
協議体の目的と役割を考える
今日は、新しい地域支援事業を考えるための勉強会を開催しました。
平成27年度の介護保険制度改正により、要援護者に対する予防給付のうち、訪問介護と通所介護の一部が地域支援事業に移行されることになりました。
嘉麻市では、平成29年度のスタートに向けて、体制の整備が進んでいますので、その事業の中心となる市民の方と一緒に地域支援事業の概要や住民の支え合いの仕組みを学ぶことができたらとの思いで、企画をしました。
講師には、公益財団法人さわやか九州1ブロックの阿部かおりさん、竹下順一さんをお招きし、介護保険制度のどこが変わったのか、高齢者を支える地域づくりのためにどうすれば良いのかを説明いただきました。
参加者の方から、「介護保険料を払うだけではなく、自分たちでどんなことに使うかを考えていきたい」「難しいことなので、もう少し基礎から学びたい」という声がありました。
来年度もこのような勉強会をしながら、年齢や心身の状況によって分けることなく、人と人とのつながりを通じて、支え合える地域づくりを考えていきたいと思いました。
まったりとした時間が流れます
今日は、木曜日。1時半から寄ってこハウスでフリースペースを開設しました。
参加された7名の方とこたつを囲み、おしゃべりする中で、これからこのフリースペースでやってみたいことを伺いました。
内職をしてみたい、料理をしたい、パソコンをしたいなど、様々な意見が出たので、来月は、参加されたみなさんで食材を持ち寄り、食事づくりをすることになりました。詳細が決まりましたら、また、お知らせします^_^
地域支えあい事業 協力会員募集
地域支えあい事業 協力会員を募集しています。
地域支えあい事業は、市民の方が抱える悩みや困りごとを同じ市民の方の協力によって、解決していく「助け合い」の活動です。困った時はお互い様の気持ちで、助け合い、支え合うことによって、住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせるまちづくりをすすめていくものです。
現在、ちょっとした困りごとに対応してただける協力会員を募集しています。なお、協力していただける方には、協力手数料をお支払いします。
●主なサービス内容
快適日常サービス ごみ出し、話し相手など
いきいき家事サービス 住居の掃除、洗濯など
快適専門サービス 低木の剪定や草取りなど
すくすく育児サービス 産前産後の手伝い、家事援助など
●お問い合わせ
嘉麻市社会福祉協議会 0948-42-0751
第3期市民後見人養成講座8日目
今日は稲築住民センターにて第3期市民後見人養成講座8日目を開催しました。
松尾・足立法律事務所の松尾朋弁護士に成年後見に関連する法律についてお話していただきました。
最初に民法の基本から説明がありました。民法は個人の権利関係に関するルールであること、権利については大きく物権と債権に分けられること、契約を始めとした法律行為には意志表示が重要であること、無効と取り消しの違いなど成年後見制度に関連の深い部分を学びました。
次に、代理とはどういうことか学び、後見人と被後見人との利益が相反する場合の特別代理人の選定の請求について、また、申し立てをする際や相続を考える際に知識として必要となる親族についてや未成年後見についての話もありました。
最後に、相続についての話では、誰が相続人となるのか、遺産の分割についての規定、法定相続分について事例を交えながらの説明がありました。
後見人として気を付けるべき法律についての理解を深めることができました。
次回は2月2日(火)です。