相続と相続放棄

 成年後見制度を利用し、本会が保佐人としてかかわっていたAさんが亡くなられ、相続人の調査を行ったところ、相続人と連絡がとれました。甥や姪は突然の連絡に驚かれつつ、Aさんの思い出話や遠方に住むため疎遠になっていたと話されました。生前の様子を伝えながら、相続について話したところ、引き継ぎたいと思いつつも相続放棄をした方がよいのかと迷われる親族もおられます。相続放棄の申し立ては、相続の開始を知って(被相続人が亡くなったことを知った日)から3ヶ月以内となっていることから、どちらかに決めなければなりません。相続人の意思を伺いながら、手続きを進めていきたいと思います。