自主防災組織の立ち上げに向けて

山田地区の大橋、中央、原町の3つの行政区は、合同による自主防災組織の立ち上げを検討されています。
今日は初めて立ち上げに向けた全体会議が原町集会所で開催されたため、お邪魔しました。会議には、3地区の行政区長をはじめとする役員さん、住民の方、また消防団の方、ガス会社の方、行政担当課の職員など、20名を超える方が集まりました。
初めに、3行政区合わせて、およそ300世帯、800人が暮らしており、高齢化率も非常に高い状況となっていることから、自分たちの地域は自分たちで守るために、災害への備えを進めていく必要があると、立ち上げの趣旨について説明がありました。
本会職員は、熊本地震での南阿蘇村での活動を通して感じた地域での備えに関する取り組みについて話をしました。
次に、具体的な組織態勢について話し合いが行われたのち、今後の活動に関する話に移りました。高齢者など自分たちで避難できない方を把握するにはどうしていくか、認知症の方に避難してもらうときにどうすればいいか、災害の種類によっては使用できない自主避難所もあるため、どのように住民に伝えていくか、空き家も増えていて、地震のときには被害を拡大させる要因になるのではないかなど、たくさんの意見が出されました。
これらの意見を基に、次回の会議で、今後の具体的な活動について話を進めていくことになりました。

地区別勉強会10/11 稲築東

平成28年10月11日(火)、午前10時から稲築保健センターで、稲築東校区の第7回協議体についての勉強会を開催しました。
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今回はまず初めに、協議体設置の目的や役割について確認し、これまでの勉強会で学んできたことについて振り返りを行いました。参加者の方からは、たくさんの質問や意見が出され、「これまで協議体についてなかなかイメージがつかめなかったけれど、今日話をして、整理することができた」といった話も聞かれました。
また、前回作成したマップ作りをとおして、地域の活動に参加する方の高齢化が一層進んできていて、行事などを実施できなくなってきている状況があること、また、スーパーの店員さんであったり、公民館長さんが地域の情報にとても詳しいことなどたくさんの意見が出されました。
気づくと、予定の終了時刻を越えてしまっているほど白熱し、参加された皆さんの地域への強い思いをひしひしと感じるとともに、こうした思いを実現できる協議体づくりを進めていきたいと思います。

ボランティア募集情報

障がいを持つ子どもと家族の会「Bravo!」では、10月16日(日)に、道の駅勧遊舎ひこさんのこどもわくわくパークで屋外活動を予定されています。
その際に、子どもさんたちの遊び相手をしていただけるボランティアを募集していますので、ぜひご協力ください。

日時 平成28年10月16日(日)午前10時~午後2時まで

場所 道の駅 勧遊舎ひこさん(田川郡添田町野田1113−1)

募集人数:1・2名程度

その他:動きやすい服装でご参加ください。
    昼食、お茶等の水分はご自身でご準備ください。

地区別勉強会 10/11 稲築西

10月11日(火)、今日は稲築保健センターで稲築地区の協議体勉強会を開催しました。
稲築西地区では、前回の勉強会で作った地図をもとに、みなさんで気づいた点を話し合いました。一人暮らしの高齢の方や障がいをお持ちの方、災害時に声かけが必要な方などの地域で気になる方々と、地域で活動されている方々が、生活の中で、自然に繋がっていけるようになったらいいなという意見や地域の事をよく知っている人に勉強会に参加してもらうにはどうしたらよいのかなど、様々な意見が出ました。
茶話会や地域の清掃活動など、集まれる場がたくさんであると顔見知りの関係が作りやすいよね!との話が上がる一方で、清掃活動に参加することが難しくなり、組を抜けたいと言われる方が増えているといった悩みがあることや、車に乗れない方の買い物や通院などの送迎が課題となっていることを共有しました。

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稲築西地区の分科会では、参加されたみなさん一人一人が地域のことを真剣に考え、協議体についての意見もたくさんあがりました。
これからも勉強会を通じて、みなさんと一緒に意識や考えを更に深めていけたらと思っています(^^)

嘉飯山地区精神障害者家族会いずみ会からのお知らせ

精神障害に係る医療・福祉サービス・生活全般について、相談支援専門の 講師を招いて、お話をしていただき相談を受けます。障害者家族の悩みをお 互いに語り合う場もあります。 また、精神障害者家族・当事者の相談員による相談会も下記のとおり開催 していますのでぜひご利用ください。 相談の内容や個人情報について、秘密を厳守します。予約は必要ありませ ん。参加、相談は無料です。 なお、家族会の定例会も開催しています。多くの方の経験を学べます。 ご自由にご参加ください。

【精神障害についての「お話しと相談会」】

日時:平成28年11月17日 14時~

会場:嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所福祉会議室(飯塚総合庁舎2階)

【精神障害者家族・当事者の相談員による相談会】

日時:毎月第4土曜日 13時30分~16時

会場:山田生涯学習館(山田図書館隣)和室

【家族会定例会】

日時:毎月第3木曜日 13時30分~16時

会場:嘉穂・鞍手保健福祉環境事務所               (福岡県飯塚市新立岩8-1)

《お問い合わせ先》

嘉飯山地区精神障害者家族会いずみ会

電話0947-45-1876(辻田様方 )

ボランティア募集情報

特別養護老人ホーム松寿園では、話し相手やレクリエーションなどの手伝いをしていただけるボランティアを募集しています。
可能な日時での活動で構いません。ぜひご協力ください。

日時 月~金曜日の中で可能な日、時間

場所 特別養護老人ホーム松寿園
   (嘉麻市漆生2336-1)

内容 話し相手、レクリエーションの手伝いなど

備考 動きやすい服装、室内履きをご準備ください。

お問い合わせ先 かまボランティア・市民活動センター
        電話 0948-42-0751

地区別勉強会 10/7 碓井

10月7日(金)、今日は碓井地区公民館にて、第7回協議体についての勉強会を行い、本会職員を含めて、10名の方が参加されました。
初めに協議体の目的や協議体ではどんなことをするのかをお話し、4月から開催してきた勉強会の内容を振り返りました。
次に、前回の勉強会で行ったグループワークの続きで、人や建物を色分けしたシールで地図に貼りながら、気づいたことや碓井地区に必要な取り組みなどを出し合いました。
行政区の枠を超えて碓井地区全体で盆踊り大会を開催すると、集まる機会も増え地域の活性化や世代を超えたつながりができるのではないかという意見や、老人クラブや消防団、福祉施設などの団体同士が連携することで、誰かに偏った負担が生じるのではなく、地域の見守り活動が充実するのではないかという意見も出ました。
参加された方からは「今回の勉強会で、やっと協議体のイメージができたので、仲間を増やして、碓井地区のために自分のできることをやっていきたいと思う」と言って頂き、とても嬉しくなりました。

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次回は11/7に、稲築公民館で勉強会を開催します。みなさんから、勉強会に参加してもらい方々を教えて頂きましたので、ぜひ、お声かけしたいと思います。
勉強会にはどなたでも参加できます。一緒にお住まいの地域について考えていきましょう!

地区別勉強会 10/7 嘉穂

平成28年10月7日(金)、今日は夢サイトかほにて、協議体についての勉強会(地区会)が行われました。
嘉穂地区では、前回の勉強会で心配な方、元気に活動をされている方、福祉施設・病院など色分けしたシールで貼った嘉穂地区の地図を検証していきました。
嘉穂地区はとても広いので、『スーパーや病院などから遠い場所に住んでいる、お一人暮らしの高齢者の方や民生委員さんといった方が顔の見える関係を作っていく必要』と意見や、土地が広いということは住んでいる方もたくさんいるということなので、『情報共有や連携をしっかりと行っていけば、大きなネットワークになる』といった意見もあがり、広い嘉穂地区ならではのいいところや課題に触れ、様々な視点から考えることができました!
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次回は、11月7日、稲築公民館にて全体会が行われることになっています。
ぜひ、ご参加ください!

平成28年度福岡県生活支援コーディネーター養成研修(2日目)

10月6日(木)、福岡市吉塚合同庁舎で開催された、生活支援コーディネーター養成研修(2日目)を受講しました。
まず、生活支援コーディネーターの役割や地域包括ケアシステムのポイントなどの説明がありました。新たな仕組みやサービスをつくっていくことよりも、地域に今ある資源をどうやったらよりよくしていけるのかという視点をもつことが大切だと学びました。
次に、本会事務局長の木山より「高齢者に係る地域アセスメントの手法について」、話がありました。まず、生活支援コーディネーターの役割として、「空き家をサロンとして活用する」といった具体例を通して、第2層のコーディネーターから上がってきた課題を解決していくため、行政や計画に携わることのできる第1層コーディネーターにつないでいくことが重要であると説明がありました。また、地域アセスメントの方法として、積極的に地域に足を運ぶこと、情報やサービスを届けることが大切であること、出会った課題を個人の問題として捉えるのではなく、社会の問題として捉えていくことが大切だと改めて感じました。
最後はグループに分かれて、その中から生活支援コーディネーターを選び、第1層協議体として「買い物に行けなくなった」という、住民の困り事を解決するためのサービスや仕組みづくりについて話し合い、発表しました。
今回の研修を通して、生活支援コーディネーターとして今から何をしなければならないのかを学ぶことができました。
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今月の一冊

嘉麻市社協だよりえがおNO.128に掲載した「今月の一冊」をご紹介します。

 「プチ虐待」の心理
  まじめな親ほどハマる日常の落とし穴
    諸富祥彦著   出版 青春出版社

著者は初めに、児童相談所への通告の対象にならない程度の虐待、いわゆるプチ虐待が多くの家庭で生じていると指摘します。
そして、その背景には、日本社会全体の子育てに対する不寛容があり、真面目な親はきちんとしたしつけをしなければというプレッシャーの中で、厳しすぎるしつけをし、子どもを追い込んでしまっているといいます。この叱りすぎによって育った子どもは、自己否定が強く、立ち直る力を損ないがちで、自分自身も暴力的になりやすいそうです。
スマホネグレクト、スマホ育児についても取り上げられています。
スマホネグレクトとは、子どもが親を見ていても、親はスマートフォンに夢中で、子どもを見ていない(育児放棄)の状態のことを指します。親を見たら、笑顔で応えてくれるという、親と子の応答性によって生まれるアタッチメント(愛着)が形成されないことになります。子どもと特定の養育者との間に築かれる心の絆、根元的な自己肯定感が育たないと著者は指摘しています。
また、スマホ育児は、静かにしているからという理由でスマートフォンを与え、子育てをさせてしまうことです。これによって学力低下以上に怖いのは、「生きる力」そのものを奪うということだといいます。
具体的には、他者の気持ちに立つ力、社会性や人間関係に係る力、創造する力などです。こうした非認知能力の育ちは、幼少期を過ぎた後では取り戻せないと指摘しています。
最後の章では、こうしたプチ虐待への対処法について触れられています。その中の一つが、「子どもにとっての心の安全基地」になるというものです。ノーバディーイズパーフェクト(みんな不完全)で良い、でも子どもの前だけでいいので、穏やかな気持ちをキープすることを心がけること。そして、子どもが安心できる場を、保育園、学校、学童などに増やしていくことが必要だと述べています。地域の中にも、子どもたちにとっての安心基地を増やしていくとともに、叱りすぎていれば周りが気にかけてくれるような、親にとっても安心して育児できる環境も必要なのだと感じました。