熱海市の土砂災害について

連日報道されている通り、静岡県熱海市伊豆山地区にて大規模な土砂災害が発生し、現在も自衛隊等による捜索活動が続いている状況です。
7月5日よりボランティア登録が開始され、8日時点で2,000名以上の方が登録されていますが、依然として危険な状態が続いているということで、活動は規制の解除を待ってからとのことです。物質についても全国から届いており、保存場所等の状況から、現在は受け入れを中断している状況のようです。

また、今災害を受けて義援金等の募集が始まっています。遠方からの支援は直接振込の他、ふるさと納税としても受け付けているようです。
詳しくは下記ページにてご確認ください。↓
災害義援金の受付について

今週末は、九州の一部地域でも大雨の予報が出ている状況です。もしもの時に備え、避難等の準備をするとともに、不要な外出を控え、命を最優先する行動を心掛けるようにしてください。

7月心配ごと相談のご案内

7月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください。相談は無料で、事前予約の必要はありませんが、コロナウイルス感染拡大防止のため変更・中止となる場合がございますので、事前にお問い合わせをいただけると幸いです。

開催日時
7月14日(水)13:00〜15:00
7月28日(水)13:00〜15:00

※開催場所については、いずれも山田ふれあいハウスです。

災害ボランティア養成講座③

 6月27日(日)、災害ボランティア養成講座3日目を開催し、9名が参加しました。最終日となる今回は、実際の家屋を使った畳上げや養生シートの貼り方について、一般社団法人 螢火のみなさんに講義をしてもらいました。前半は、まず家屋の基本構造や支援に入る際の準備等について確認しました。

講義のあとはいよいよ演習です。
養生シートを始め、マスカーテープや虎テープといった専用の道具が紹介され、受講生のみなさんの関心を集めていました。


▲最初に講師が貼り方を解説し、続いて受講生も挑戦しました。

 支援に入る際に忘れてはならない点は、いかに支援のためとは言え、人様の家にお邪魔する立場であるということ。活動の過程で家屋を傷つけたり、汚してしまうことを避けるためにも、くまなく貼って回ることが大切であるとわかりました。
 後半は、床下に潜る演習です。講師が先に潜り、受講生が続きます。床下はかなり狭く、行動を制限された中で、泥出しや乾燥、消毒など多くの作業を要求されます。移動はほふく前進、体勢を変えるのも大変とのことでした。


▲カビの発生等を防止するため、床裏を洗浄しています。

最後は壁についての解説です。床上まで及ぶ浸水だった場合、壁の補修も視野に入れなければなりません。また、最近の家屋は断熱材を引いていることが多いため、場合によっては、壁を剥がして断熱材の状態を確認する必要があるとのことです。

 

3日間にわたる講座を通して、様々なことを学ぶ機会となり、主催の立場ながら、一受講生としても貴重な経験をさせていただきました。また、講座を通してたくさんの方と関われたことで、地域のつながりづくりという所期の目的に向けて、大きく前進することができたと感じています。その一方で、今回得たことを単体で完結させないためにも、活動の間口を広げ、より多くの方に関心をもってもらいたいと考えています。その一歩として、8月発行の広報紙「えがお」に本講座の記事を掲載する予定なので、手にとっていただけると幸いです。

災害ボランティア養成講座②

 6月20(日)、嘉麻市役所駐車場にて災害ボランティア養成講座を開催し、11名が参加しました。今回は、住宅の基礎構造や災害時に役立つロープワークについて、NPO法人KID’S workの大久保大助さんにご講義いただきました。
 前半は住宅模型を使って、住宅の構造を確認しました。床下浸水が起きた場合は、基礎の構造はもちろんのこと、畳かフローリングか等によっても対応が変わり、特に畳や床板は、材質によっては取り外すだけでもかなりの労力を有します。また、処理に時間がかかるほど、カビの発生など住環境に影響を与えるリスクが増加するため、限られた時間や環境の中で、効率良く作業することが求められるとのことでした。

 後半はロープワークを行いました。災害時には、被災者の救助や資材の運搬の際など、何かとロープが活躍します。その為、様々な場面を想定して、初歩的な結び方から南京結び(トラックに荷物を固定する結び方)などの特殊なものまで、数種類が紹介されました。見ている時には何となく理屈で分かっていても、実際に体験してみると上手く結べず、苦戦されている方もいましたが、受講生同士で確認しあったり、時にはアドバイスしあうといった場面も見受けられ、楽しんで参加いただけたのではないかと思います。


▲軽トラの荷台を使って南京結びに挑戦しています。

 本講座を通して感じたことは、普段使わない知識は、活用しないとすぐに忘れてしまうということです。ロープワークを例にあげると、これまで何度か触れる機会はあったものの、誰かができるだろう…と敬遠してしまっていたと話される受講生がいらっしゃいました。今回教わる側だった方たちが、得た知識を持ち帰り、今度は周りに広めていく役割を担うことで、「誰かができる」から「誰もができる」を共有する地域づくりの実現につながるのではないでしょうか。そういった意味でも、誰かに話したくなるような、有意義な時間を過ごせたように思います。自分自身も今回学んだことを忘れないようにし、日々の中で活かせるようにしたいと感じました。
 また、本講座の様子をケーブルステーション福岡に取材いただきました。初回放送は終了してしまいましたが、6月22、23日に下記の時間帯で再放送されるとのことなので、時間の都合がつく方は是非ご覧ください。

災害ボランティア養成講座1日目

6月13日(日)、山田ふれあいハウス会議室にて、令和3年度災害ボランティア養成講座を開催し、10名が参加しました。初日となる今回は、九州防災パートナーズの藤澤健児さんに、災害ボランティアの目的・役割についてご講義いただきました。
 被災経験は、恐怖や不安につながる他、家を失ったり、コミュニティとの断絶による孤立を生んだりと様々な影響を与える可能性があります。そのため、災害ボランティアと一口にいっても、現場支援や避難所支援など多岐にわたり、各機関が得意な分野を担うことで、総合的に支援に取り組むことが重要であると学びました。
 一方で、外部の支援団体や公的な機関では対応できない、地域ならではの困りごとに直面することもあり、そういった点で、本講座のメインテーマである地域ボランティアの重要性を再確認するきっかけになりました。
 今回の講義を通して、個人的に特に印象に残ったのは、被災による関連死は、事後、時間が経過して増加する傾向にあるということです。このことから、災害は乗り越えて終わりではなく、むしろ、そこからの支援をどう展開していくかが重要なのだと感じました。支援を求めている人に必要な支援が届くように、災害ボランティアセンターとしての役割を整理し、有事に備えたいと思います。

熱中症

最近、急激に平均気温が上がり、30℃を越える日も多くなってきました。少しずつ夏に近づいてきているのが分かる中、この時期に注意すべきなのが熱中症ですね。
ニュースでも取り上げられていますが、特に昨今はマスクの着用により、熱がこもりやすかったり、喉の渇きに気づきにくかったりと、例年とは違うところに影響が出ています。定期的に水分を摂ったり、1~2分時間を取って、思いきってマスクを外し、一息いれるタイミングを作ったりしてもいいかもしれません。感染対策も大事ですが、無理のない範囲で自分にあった方法を見つけ、熱中症対策も心がけていきましょう。

6月心配ごと相談のご案内

6月の心配ごと相談は、以下の日程で開催します。
2名の相談員が、地域のみなさんが抱える生活上の悩みや困りごとの相談に応じます。
先に相談されている方がいらっしゃる場合、お待ちいただくことがありますので、ご了承ください(相談は無料で、事前予約の必要はありません)。
なお、6月9日の開催場所については稲築地区公民館を予定しておりましたが、緊急事態宣言の延長に伴い、山田ふれあいハウスに変更させていただきます。お間違いのないようご注意ください。23日の開催場所についても変更になる可能性がございますので、事前にお問い合わせをいただけると幸いです。

開催日時
6月9日(水)13:00〜15:00
6月23日(水)13:00〜15:00

山野運動公園へ

 梅雨に入り、ここ数週間はあまり良い天気がありませんでしたが、先週末は久しぶりに晴れ晴れとした休日だったため、散歩がてら山野運動公園に行き、30分ほど汗を流してきました。子どもをはじめとして利用者も多く、にぎやかな声が聞こえてきて温かい気持ちになりました。
 気が付けば今日で6月に入り、早くも1年の折り返しが近づいてきていますね。すっかり暑い日が続くようになったので、忘れずに水分をとることは必要ですが、みなさんも適度な運動を習慣づけてみてはいかがでしょうか。

満月

先日の皆既月食は生憎の雨天のため、直接観察することは叶いませんでしたが、昨日夜に散歩していると満月がとても綺麗に顔を出しており、幻想的な雰囲気で癒されました。あまり耳馴染みはありませんが、月光浴というものがあり、昔からざわついた心を落ち着けるなどの、深層心理に働きかける力があると信じている地域もあるようです。
色々と大変なことはありますが、週末にしっかりと身体を休め、また来週も頑張ろうと思います。

皆既月食

 先日からテレビなどで度々取り上げられていますが、5月26日は皆既月食がみられる予定になっています。今回の皆既月食はおよそ3年ぶりということに加え、満月が今年最大の大きさで見える、スーパームーンと呼ばれる状態であることも注目されているようですね。今回は午後8時ごろにみられるということで観察がしやすいそうです。
 月食ではありませんが、10年程前学生だった頃に日食を観察し、写真におさめたことを思い出しました。天候次第にはなりますが、みなさんも時間を取って観察してみてはいかがでしょうか。