今日は、2施設で、稲築志耕館高校の1年生がボランティア活動を行いました。
小規模多機能ホーム彩では、ボランティアグループお手玉の会ボタちゃんの活動に参加し、
みなさんと一緒に楽しくお手玉を使ったゲーム等をしながら交流していました。
シルバーケア嘉穂では、最初の方は緊張している様子でしたが、2グループに分かれて積極的にコミュニケーションをとっていました。折紙を折ったり一緒に楽しく話したり意欲的に活動していましたよ。
今日は、ホテルパーレンス小野屋で開催された平成27年度市区町村社協会長、常務理事、事務局長会議に伺いました。
まずは、実践報告として、本会事務局長の木山が「多様な相談に対応する包括的支援の仕組みについて」をテーマに嘉麻市社協の取り組みを話しました。

市民のみなさまからの疑問「社協って何しようと?」に答えるために、今年度から6つのセンターを作り、相談窓口としての機能を強化したことや2025年を見据えてのこれからの社協活動についての考え方を説明しました。
次に、山口県岩国市社協錦支部の中村克敏支部長から「地域完結型に向けた新たなネットワークづくり~にしき安心サポートチームの取り組み~」をテーマに実践報告がありました。
個別ケースをださないためのネットワークづくりや全戸訪問しての個別調査、調査後の報告会の重要性について話があり、地域住民の方々や支援団体の強みを生かした地域づくりの大切さを学びました。
その後は、グループにわかれて「現在の地域福祉の動向を踏まえた、社協に必要な視点と今取り組むべき課題について」「地域包括ケアシステムについて」という二つのテーマで分散協議がありました。
今日は、初めてこの研修会に参加させてもらったのですが、地域の職員を対象にした研修会とは違った緊張感があり、社協にしかできない連携や柔軟性について、学ぶことができました。
今日は、第5回目の支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催しました。今回はフィールドワークで、10名の市民のみなさんと一緒に熊本県合志市の国立療養所菊池恵楓園に行きました。
まず、所内で暮らされている杉野芳武さん、桂子さんご夫婦に講演していただき、入所された時のことや想い、療養所での生活のこと、厳しい取り締まりについて、らい予防法廃止のための運動をされたこと等、たくさんのことを伺いました。芳武さんの話から、人権を無視されたこの差別の歴史について改めて考えさせられました。桂子さんからは、現地の人の声を聞いてきちんと認識してほしい、入所者が減ってきて語る人もいなくなってしまうからこそ正しく理解をして広めてほしいという気持ちが伝えられました。

その後は、一緒に来て下さったNPO法人「虫の家」事務局長の髙石伸人さんに案内していただき、所内を見学してまわりました。監禁室や納骨堂、火葬場の跡、コンクリート壁など、実際の生活の場を見て、参加されたみなさんもそれぞれに想いを持たれているようでした。最後は資料室をガイドしていただき、資料や写真等を見ながら学びました。
とても暑い一日でしたが、実際の現場で市民のみなさんと一緒に勉強することができ、有意義な講座となりました。
平成27年度市区町村社会福祉協議会会長・常務理事・事務局長研修会が、今日、明日の二日間開催されています。
1日目の今日は、「市町村社会福祉協議会の現状と課題」「制度改正への取り組み及び地域課事業説明」「社会福祉法人改革の動向等について」等の報告、説明を受けたのち、厚生労働省社会・援護局地域福祉課地域福祉専門官の藤咲宏臣氏から「地域福祉をめぐる課題と施策の動向について~社会福祉協議会に求められる役割~」というテーマで講演がありました。
その中で、生活困窮者自立支援制度が目指す目標は、「生活困窮者の自立と尊厳の確保」と共に、「生活困窮者支援を通じた地域づくり」であるとの話がありました。そしてそのためには、早期把握や見守りのための地域ネットワークを構築すること、既存の社会資源を活用し、不足していれば開発・創造していくこと、そして、「支える、支えられる」という一方的な関係ではなく、「相互に支えあう」関係を作っていくことが重要であることを改めて理解することができました。
大規模な災害が発生した場合、安否確認や見舞いなどの電話が急激に増加して、電話がつながりにくい状況が数日間続くことが想定されます。そのような場合に、被災地内の家族や親せき、知人などと安否の確認や緊急連絡をとれるようにするものです。
【具体的な利用方法】
被災地の方が、自宅の電話番号宛に安否情報(伝言)を音声で録音(登録)し、全国からその音声を再生(確認)することができます。
●操作手順●
⑴171をダイヤルします。
⑵ガイダンスに従って、録音の場合は「1」を、再生の場合は「2」をダイヤルします。
⑶ガイダンスに従って、自宅(被災地)の電話番号、または連絡をとりたい被災地の方の電話番号を市外局番からダイヤルします。
⑷伝言を録音、再生します。
●注意点●
⑴伝言録音時間は、1伝言あたり30秒以内。
⑵一つの電話番号あたり、10伝言まで登録できます。
⑶伝言の保存期間は、登録してから2日間で、保存時間を過ぎると自動的に消去されます。
⑷提供の開始、登録できる電話番号等については、状況に応じてNTTが設定し、テレビやラジオ、インターネットで告知されます。
【体験利用】
災害時以外にも、体験できるよう「体験利用日」が設定されていますので、家族や親せき間で体験されてみてください。
●利用日●
・毎月1日及び15日 0:00~24:00
・正月三が日(1月1日0:00~1月3日24:00)
・防災週間(8月30日~9月5日17:00)
・防災とボランティア週間(1月15日9:00~1月21日17:00)
●提供条件●
伝言録音時間:30秒 伝言保存時間:6時間 伝言蓄積数:10伝言
午前10時から稲築住民センター2階で平成27年度稲築地区福祉推進員定例会を開催しました。
活動の中で気づかれたこととして最近の詐欺の手口の巧妙化、熱中症についての話がありました。
担当地区内の一人暮らし高齢者のお宅を訪問した際に、北海道の水産会社を名乗る販売員が来たそうです。大手のデパートなどでも販売している商品を(食べ物)を安くで購入できると強引に売りつけようとしたそうです。その福祉推進員さんが名刺を見せもらったところ、会社の番号が携帯電話になっていたことから問いただすと、怒ったようにして、帰って行ったそうです。
他の福祉推進員さんからも電話がかかってきたという話をよく聞くという話もあり、こうした被害を未然に防ぐためには、手口の周知だけでなく地域での見守りが有効であると感じました。
今日は、夢サイトかほで、少数者の側から問題を提起をすることをテーマにした、第4回支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催しました。
講師は、アーサー・ビナードさんで、アメリカで生まれ育ち、広島文化賞を受賞した詩人です。
アーサーさんのお話は、私たちが知らないことばかりでした。

まず、戦後70年を振り返り、日本の歴史の見方をちょっと変えること、見方を変えるためには今までの概念を捨てて日本語の言葉の意味を考えることなどを話されました。
そして、広島と長崎の原爆投下にふれ、8月6日と8月9日を一緒に考えるのではなく線を引いてみること、原爆を体験された方たちは、原子爆弾という言葉は使わずに、体験された方が作られた「ピカ」「ピカドン」という言葉を使うこと、その意味などを教わりました。また、一つ一つの言葉には、歴史を読み解くほどの力があり、その言葉を使うときに自分がどこに立っているのかを考えることが大切だと学ぶことができました。

参加者の方からは、「初めて聞いた話ばかりで感銘を受けた」「戦時中のことを思い出した」「ショックな話だった」など、いろいろな感想をいただいた講座となりました。
講演後には、アーサーさん、併設している嘉穂図書館から頼まれ、図書館にあったアーサーさんの本全部にサインをされていましたよ。嘉穂図書館には、現在、アーサーさんの本を展示したコーナーがありますので、良かったら行ってみてくださいね。
今日は、老人福祉センターで、嘉穂地域福祉推進委員会を開催し、7名の方が出席されました。
事務局から、本会の組織体制と27年度の事業内容や寄せられている相談について話をしました。また、介護保険制度改正についての説明を行いました。
委員のみなさんからは、高齢化率がどんどん上がっているため、ますます地域での支え合う活動が必要だという意見が出ており、みなさんと一緒に取り組みを進めていきたいと考えます。
また、「もっと地域の方に社協のことを知ってもらえるような出前講座が必要」という意見もいただきましたので、積極的に地域に出向いていきたいと改めて感じました。