身近な材料でゴミ収集ボックス製作に挑戦

昨年10月に開講した小修繕ボランティア養成講座の参加者から、講座のみでつながりが終わってしまうのはもったいないという声を受け、5月27日(金)13時30分から夢サイトかほの工作室で、ごみ収集ボックスづくりを行いました。今回は5名が参加し、木材とワイヤーネットによるボックス2種類に挑戦しました。材料はいずれもホームセンターや100円ショップで揃えられるものです。参加者は、養成講座で学んだ技術を活かして、協力し合い、楽しみながら手際よく作業をされ、約2時間後に完成しました。今後は高齢者や障がい者などの、日常生活上のちょっとした困りごとの解決につなげられるよう、継続して技術を高めていきたいと思います。

梅雨末期の大雨に備え、準備を加速

 今年もいよいよ梅雨入り目前となりました。梅雨末期になると毎年のように線状降水帯がかかり続けるようになり、福岡県内では、5年続けて大雨災害が発生しています。
 本市においても災害発生の心配は常にありますので、もしもの時に備えるため、5月11日と12日に災害ボランティアセンターとして使用する建物内部の清掃や活動資材等の整理を行いました。備えの大切さを思いつつ、災害が発生することなく梅雨明けが迎えられることを願うばかりです。
 なお、本市において大規模な災害が発生した場合には、行政との協定に基づく要請を受けて、本会が嘉麻市鴨生339にある建物で、災害ボランティアセンターを開設します。

嘉麻市から避難に関する情報が発表されました

嘉麻市からの避難に関する情報(自主避難所の開設について)が下記の通り発表されました。
             記
嘉麻市からお知らせします。
現在嘉麻市に土砂災害警戒情報が発表されており、嘉穂地区・山田地区において土砂災害の危険が高まっていますので、自主避難所を開設します。避難される際は、食糧・水等の各自必要なものをご持参ください。開設する避難所は、山田地区公民館熊ヶ畑分館、嘉穂総合体育館です。今後の気象情報に十分注意して下さい。

先ほど、訪問に出た際に撮影しました。山田川や稲築地区の水路の状況です。水かさが増しています。通行の際は周囲の状況に気をつけて、安全な道をお通りください。

防災意識を高める

早いもので今日から9月です。8月は、思いがけない長雨に土砂崩れや浸水等の被害が出ないかとハラハラして過ごしました。
9月1日は防災の日ということもあり、新聞に特集が掲載されていました。我が家の玄関にも非常時の持ち出し用リュックを準備しています。水や非常食の賞味期限を確認し、家族でいざと言う時にどう行動するのかを話し合いたいと思います。

災害ボランティアについて

連日報道されているとおり、8月11日から全国各地で続いている大雨によって、福岡県内でも河川の氾濫や土砂崩れ等が発生しています。特に被害が大きい久留米市については、8月17日付で災害ボランティアセンターが設置され、福岡県内の方を対象にボランティアの募集が開始されています。
▼詳細は下記のページをご覧ください▼
久留米市災害ボランティアセンター

※ボランティア活動への登録の際にはボランティア活動保険への加入が必要となります。ボランティア活動保険は、活動中のさまざまな事故によるけがや、被災された住宅での清掃活動中に誤って家財や家屋を損傷させてしまった場合などの損害賠償責任を補償します。嘉麻市在住の方は本会で加入手続きを行うことができますので、詳しくは下記連絡先までお問い合わせ下さい。

嘉麻市社会福祉協議会 0948-43-3511

地域を巡回をしました

雨足が弱まった午後から、3つのグループに分かれて、気になるお宅や河川の状況を確認するために巡回しました。午前中に比べると、雨量は減っており、氾濫しそうな河川はありませんでしたが、まだまだ雨は続くようです。テレビやラジオ等で最新の情報を確認し、早めの避難を心がけ、安全な場所でお過ごしください。

大雨にご注意を

福岡県では16日にかけ大雨が降り続く予報となっており、土砂災害や浸水、河川氾濫等の可能性が高くなっています。嘉麻市に土砂災害警戒情報が発表され、嘉麻市全域に避難指示(土砂災害)が発令されました。10時から下記の通り避難所が開設されています。避難される際は、食糧等の各自必要なものをご持参ください。また、今後の気象情報には十分ご注意ください。
     記
・稲築保健センター
・なつき文化ホール
・稲築東中学校 柔剣道場・体育館
・山田地区公民館熊ヶ畑分館(憩いの家白雲荘)
・山田市民センター
・上山田住民ホール
・下山田小学校 白馬ホール
・碓井住民センター 大ホール
・うすい人権啓発センターあかつき
・下牛隈公民館
・嘉穂総合体育館
・嘉穂隣保館
・嘉穂地区公民館宮野分館
・嘉穂地区公民館足白分館
・嘉穂地区公民館千手分館
・はせー里館

災害ボランティア養成講座③

 6月27日(日)、災害ボランティア養成講座3日目を開催し、9名が参加しました。最終日となる今回は、実際の家屋を使った畳上げや養生シートの貼り方について、一般社団法人 螢火のみなさんに講義をしてもらいました。前半は、まず家屋の基本構造や支援に入る際の準備等について確認しました。

講義のあとはいよいよ演習です。
養生シートを始め、マスカーテープや虎テープといった専用の道具が紹介され、受講生のみなさんの関心を集めていました。


▲最初に講師が貼り方を解説し、続いて受講生も挑戦しました。

 支援に入る際に忘れてはならない点は、いかに支援のためとは言え、人様の家にお邪魔する立場であるということ。活動の過程で家屋を傷つけたり、汚してしまうことを避けるためにも、くまなく貼って回ることが大切であるとわかりました。
 後半は、床下に潜る演習です。講師が先に潜り、受講生が続きます。床下はかなり狭く、行動を制限された中で、泥出しや乾燥、消毒など多くの作業を要求されます。移動はほふく前進、体勢を変えるのも大変とのことでした。


▲カビの発生等を防止するため、床裏を洗浄しています。

最後は壁についての解説です。床上まで及ぶ浸水だった場合、壁の補修も視野に入れなければなりません。また、最近の家屋は断熱材を引いていることが多いため、場合によっては、壁を剥がして断熱材の状態を確認する必要があるとのことです。

 

3日間にわたる講座を通して、様々なことを学ぶ機会となり、主催の立場ながら、一受講生としても貴重な経験をさせていただきました。また、講座を通してたくさんの方と関われたことで、地域のつながりづくりという所期の目的に向けて、大きく前進することができたと感じています。その一方で、今回得たことを単体で完結させないためにも、活動の間口を広げ、より多くの方に関心をもってもらいたいと考えています。その一歩として、8月発行の広報紙「えがお」に本講座の記事を掲載する予定なので、手にとっていただけると幸いです。

災害ボランティア養成講座②

 6月20(日)、嘉麻市役所駐車場にて災害ボランティア養成講座を開催し、11名が参加しました。今回は、住宅の基礎構造や災害時に役立つロープワークについて、NPO法人KID’S workの大久保大助さんにご講義いただきました。
 前半は住宅模型を使って、住宅の構造を確認しました。床下浸水が起きた場合は、基礎の構造はもちろんのこと、畳かフローリングか等によっても対応が変わり、特に畳や床板は、材質によっては取り外すだけでもかなりの労力を有します。また、処理に時間がかかるほど、カビの発生など住環境に影響を与えるリスクが増加するため、限られた時間や環境の中で、効率良く作業することが求められるとのことでした。

 後半はロープワークを行いました。災害時には、被災者の救助や資材の運搬の際など、何かとロープが活躍します。その為、様々な場面を想定して、初歩的な結び方から南京結び(トラックに荷物を固定する結び方)などの特殊なものまで、数種類が紹介されました。見ている時には何となく理屈で分かっていても、実際に体験してみると上手く結べず、苦戦されている方もいましたが、受講生同士で確認しあったり、時にはアドバイスしあうといった場面も見受けられ、楽しんで参加いただけたのではないかと思います。


▲軽トラの荷台を使って南京結びに挑戦しています。

 本講座を通して感じたことは、普段使わない知識は、活用しないとすぐに忘れてしまうということです。ロープワークを例にあげると、これまで何度か触れる機会はあったものの、誰かができるだろう…と敬遠してしまっていたと話される受講生がいらっしゃいました。今回教わる側だった方たちが、得た知識を持ち帰り、今度は周りに広めていく役割を担うことで、「誰かができる」から「誰もができる」を共有する地域づくりの実現につながるのではないでしょうか。そういった意味でも、誰かに話したくなるような、有意義な時間を過ごせたように思います。自分自身も今回学んだことを忘れないようにし、日々の中で活かせるようにしたいと感じました。
 また、本講座の様子をケーブルステーション福岡に取材いただきました。初回放送は終了してしまいましたが、6月22、23日に下記の時間帯で再放送されるとのことなので、時間の都合がつく方は是非ご覧ください。