明けましておめでとうございます。
今日は長谷山に登って初日の出を見ました。久しぶりに登ったので頂上に着くころにはすっかり息が上がってしまいました。寒い中、たくさんの方で賑わっていて、頂上では「長谷山を愛する会」の皆さんがイベントの準備をされていました。日の出が近づくと、その瞬間を今か今かと待ち、きれいな太陽が見えた瞬間、とても清々しい気持ちになりました。
それまでの疲れが一気にとんだ瞬間でした。
皆様にとって良い一年となりますようお祈り申し上げます。今年もよろしくお願いいたします。
カテゴリー: 地域係
介護保険が変わると・・・
今年度、介護保険制度改正が行われ、高齢者を支える仕組みが大きく変わることになりました。新しい地域支援事業では、誰もが住み慣れた地域で生活を継続するために、人と人とのつながりを通じて、支え合えるような地域づくりをすることが必要となります。
今日はブログでこの、簡単に、地域支援事業について説明いたします♪
★地域支援事業とは・・・今までは、全国一律の基準で介護予防給付を行っていましたが、今回の介護保険制度改正により、要支援者に対する訪問介護及び通所介護が地域支援事業という名称に移行することとなりました。地域支援事業は、市町村単位で行いますので、お住まいの場所によって受けるサービスが変わってきます。
★生活支援コーディネーターとは・・・住民と関係機関をつなげたり、地域における助け合いの仕組みを調整する人です。地域支え合い推進員とも呼ばれていて、新たな支え合いの活動を推進します。
★協議体とは・・・地域で活動している人(物知りな方、長く住んでいる方、隣近所を心配される方など)が集まり、課題を話し合い、ないサービスを作りだすところです。地域で暮らし続けるための支え合いの仕組みを考えます。嘉麻市では、5ヵ所の中学校圏域(稲築西、稲築東、碓井、嘉穂、山田)に設置が必要です。
本会では、助け合い活動を始めるために、行政区を単位とした地域福祉部の設置を推進しています。みなさんが、ご近所での助け合い活動などを始めるためには、話し合う場が必要となります。本会の職員も一緒に助け合い活動を考えていきますので、まずは、集まり、お話しませんか?
お気軽にコミュニティワークセンターまでご相談ください。
《お問い合わせ先》
嘉麻市社会福祉協議会 コミュニティワークセンター ☎0948-42-0751
仕事納め
今日は、仕事納めでした。
あっという間に一年が終わろうとしています。
掃除をしたり仕事を片付けながら今年度を振り返ると、今年もたくさんの方との出会いがありました。特に今年度は10周年記念事業として支えあいのまちづくりサポーター養成講座を毎月行ってきましたので、いろんなことを学ぶことができました。社会福祉法人の地域貢献活動、新しい地域支援事業、ハンセン病、戦争と平和、認知症、水俣病、児童虐待、、、とそれぞれの講師の方から少数者の側に立った問題提起をしていただき、市民のみなさんと共有することができたことはとても大きな財産だと思っています。自分自身も勉強させていただき、とても有意義でした。
また来年も気持ちを新たに市民のみなさんと安心して暮らせる嘉麻市をつくっていくために、一つひとつ取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
残り少ない今年ですが、かなり冷え込むようですので、風邪などにお気を付けください。
今月の一冊
広報紙えがおに、毎月職員が読んだ本を『今月の一冊』として、掲載しています。
1月号に掲載している『九十八歳の妊娠~宅老所よりあい物語~』という本をご紹介します。
著者/下村 恵美子+谷川 俊太郎[詩]
出版社/株式会社 雲母(きらら)書房
著者の下村恵美子さんは、元気な認知症高齢者が病気で薬を処方されて、次第に元気がなくなっている姿に疑問を持ち、宅老所を作ることを決意しました。
目指したのは、施設ではなく、「おばあちゃん家に来たような家」です。
本書は、その宅老所「よりあい」の日常が描かれています。
利用者さんが末期がんでも普通に歌を歌ったり、ご飯を食べたりしてのんびりと過ごしている様子を見た著者は、自分の母親ががんで痛みに苦しみつつ亡くなっていったことを思い出します。「ぼけの方は自分ががんであることを忘れ、心の痛みも身体の痛みも一瞬一瞬忘れてしまう。ぼけというのはそんなに悪くないな、マイナスばかりじゃないなと思えてきました。と書かれていて、認知症をマイナスとしかとらえていなかったことにハッとさせられました。
この本のタイトルでもある「98歳の妊娠」は、6年間よりあいで過ごした大場さんのエピソードからきています。
ある時、大場さんは、「私のおなかに、どうも赤ちゃんがおるごたる」と筆者へ訴えます。筆者は、「どうぞ産んでください。大場さんによく似て、色の白かよか赤ちゃんのできんしゃるでしょうね」と応じます。続いて、「育てるのはあなたに手伝うてもらえんやろうか」という問いに、「はい。お手伝いします。お約束します」と答えると安心して眠りにつかれたそうです。認知症介護の基本の否定しない、受容することの大切さをこの話から学びました。
著者は、ぼけても住み慣れた街で普通に暮らし続けるという考えが少しずつ浸透してきており、それはいつもの生活の音やにおいに囲まれた環境で生活することが社会に認められていているのだといいます。
「ぼけ」や「老い」に対する偏見や誤解を失くし、「ぼけないために」する社会から、「ぼけても安心」な社会を作るために、自分たち一人ひとりにできることについて、考えさせられる一冊でした。
広報紙119号を発行しました
今年もあと少しになってきました。びっくりするほど早いですね。
さて、広報紙えがお119号を発行しました。
介護保険改正やサポーター養成講座で水俣病を学んだこと、市民後見人養成講座、おしゃべりサロンなどなど、、盛りだくさんの内容になっております。
下記ページからダウンロードできますので、ぜひご覧ください。
http://kama.syakyo.com/kouhou.htm
表紙・今年も元気いっぱい遊ぼう
p2・・・福岡県生活支援コーディネーター養成研修・ボランティア養成研修
p3・・・voice29
第8回支えあいのまちづくりサポーター養成講座「水俣病と家族の歩み」
p4・・開設して10か月~かまひきこもり相談支援センター、
ブログ(11月15日、12月12日)
p5・・第3期市民後見人養成講座、おしゃべりサロン、成年後見Q&A、社協だよりクイズ
p6・市民活動団体紹介・イベント・ボランティア募集情報
p7・・・今月の一冊、炭鉱の記憶、2月の総合相談
p8・・・記念講演のご案内、大人用紙オムツ販売、指定葬祭場紹介
p9・・・寄付・香典返し、会員会費のお礼、山田ふれあいハウスからのお知らせ
p10・・・ふるさとへの手紙、社協会員会費募集、編集後記
第3期市民後見人養成講座 4日目
今日は、稲築住民センターにて第3期市民後見人養成講座の4日目を開催しました。
1コマ目は嘉麻市市民課国保年金係係長の原田幸治さんから健康保険制度について話がありました。
医療保険制度と後期高齢者医療制度の概要について説明があり、国民健康保険と後期高齢者医療の違いについて、限度額認定書の申請の仕方、手続きの流れなどの話もありました。
2コマ目は、国民年金制度について嘉麻市市民課国保年金係の岡本侑子さんから、国民年金、障害年金について話があり、年金の仕組み、年金の種類、受給資格、免除制度などの様々なせいどについて学びました。
3コマ目は、嘉麻市保護課課長の山田昌郎さんに生活保護制度について話をしていただきました。生活保護制度の歴史、目的、保護の種類、要否判定の仕方、保護基準の考え方などについて説明があり、生活保護についての理解を深めることができました。
次回は、年が明けて平成28年1月5日(火)です。それまでに、これまで学んできたことを復習していきたいと思います。