今日は、フリースペースを開催している寄ってこハウスに行き、ミニビリヤード台を組み立ててきました。
横の長さが120cmしかない可愛いビリヤード台ですが、自由に過ごす場に置いておくにはぴったりでした。
次回のフリースペースは、1月22日に開設するので、そこで初披露となります。
カテゴリー: 地域
市民後見人養成講座6日目
今日の市民後見人養成講座は、認知症高齢者概論、知的障がい者概論について学びました。
まず、認知症高齢者概論では、宅老所よりあい代表の村瀬孝生さんの講義で、これまで介護職として村瀬さんが関わってきた方、また、宅老所よりあいを立ち上げる中で関わってきた方、そして宅老所よりあいで関わっている方のことについて触れながら、『老い』について、『ボケる』ということについて、認知症高齢者の方が生きる世界について、地域住民や専門職の関わりについて話をされました。心が温かくなるようなエピソードに、ついつい笑って最後まで話を聞きましたが、大事な視点や考え方を教わりました。印象に残ったお話や言葉をいくつか紹介します。
・老いということを他人事ではなく自らの老いとしてみなさんにとらえてほしい。誰もが老いの階段を一つひとつ降りていき、できないことが増えていくのは当たり前で自然なこと。本人はできないことを受け入れているのに、まわりが受け入れることができず、安全、安心だけを優先して施設に入れと言うが、本人はそれでいいのでしょうか。
・認知症になると、妄想が出ることもあるが、自分が思ったことが事実(主観的事実)で、それは我々も何歳の人でも一緒であり、「違うでしょ」と対応する自分は客観的事実であり、私たちは認知症を作っている側であることを現場で感じた。
・ボケるということは、時間と空間の見当がつかなくなること(⇒時空を超える)で、谷川俊太郎さんも言われているように、10歳も30歳も40歳も生きてきたのだから全部自分の中にいて、時間の概念をもっているからその歳のふるまいをしているだけで、時間の概念がなくなればタイムスリップすることもある。認知症の方は今この瞬間を生きている。
こういったいくつものお話から、老いや認知症について、自然のことなんだということを感じ、ありのままを地域の中で受け入れることができるようにしたいと感じました。
次に、知的障がい者概論では、NPO法人ちくほう共学舎「虫の家」事務局長の髙石伸人さんの講義で、知的障害の方たちがこれまでどのように見られてきたかということが伝えられ、『私』のなりたちについて考えた時、偏見を持たずにニュートラルな視点を持つことができるという話をされました。世間には、さり気なくではあるが「優生思想」の考え方が溢れていて、命を選別することにもつながることを指摘されました。また、制度化するということには、安定性や公平性というメリットもあるが画一化されてしまうデメリットがあることを問題意識としてもっておくことが大事だということ、そして成年後見制度のように「代行する」支援は、もちろん必要なことではあるが、自分のことは自分で決める自己決定を失いかねないという話があり、後見活動をする中でも自分の心にもしっかり留めておきたいと感じました。
他にもいろいろなお話がありここには書ききれませんが、印象に残った言葉やお話をいくつか紹介します。
・ノーマライゼーションという言葉があるが、障害をもつ人を健全な人に近付けようとするという考え方になってしまってはいないだろうか。同化させてはいけないし、できない。
・支援とは、関係が煮詰まらないようにちょっと間を置きながらあなたの困難を分けてもらって歩んでいけないだろうかという気持ちを相手に伝えること。
・誰が障害者で誰が健常者という風に分けることなんでできるはずがないのに、社会が認めるという価値づけが割り込んできてしまうこと⇒分けられない世界であること。
知的障害をもつ方の困難についても、相手の視点に立つことが難しいことや見通しを立てにくいこと等の話がありましたが、生きるかたちの違いだけだということが伝えられ、心に響きました。
どちらの講師の方からも、ありのままでいいじゃないか、それぞれの生きるかたちがあるだけだということを教わり、とても興味深いお話で引き込まれました。
次回は、1月21日です。
民法入門学習会3日目
今日は、民法入門学習会の3日目で、債権総論、各論について学びました。
・債権は、人に請求する権利であり、3つの要件(適法であること、可能であること、確定していること)を備えなくてはいけない。
・債権譲渡の対抗要件は通知または承諾である。
・契約の締結は自由。成立するには当事者の合意が必要。
・契約成立は承諾の意思が申込者に到達したとき。
とても身近な債権の話で、日常の中で行われる出来事を民法の視点から考えることができました。
華やかな木目込み人形
今月末まで、山田ふれあいハウスに、華やかな木目込み人形が展示されています。
この作品は、毎週金曜日にふれあいハウスの会議室で活動されている木目込み人形教室のメンバーの皆さんの作品です。ぜひご覧ください。
山田ふれあいハウス 住所:嘉麻市上山田502-6 お問い合せ先:0948-52-1847
どんど焼き&餅つき会
今日は、福祉推進員さんや行政区長さんなどからお誘いいただき、鴨生第一、鴨生町、山野第一の3つの地区のどんど焼きにおじゃましてきました。その様子を少し写真でご紹介します。
《鴨生第一》午前9時に点火されました。来られた方にはぜんざいやお漬物などが振舞われていました。
《鴨生町》午前10時に点火されました。婦人会や福祉部の方々などがうどんやいなり寿司などを販売されていました。
《山野第一》午前11時に点火されました。ぜんざいや豚汁などがを来られた方に振舞われていました。
また、嘉麻北日中一時支援事業所では、ほのぼのサークルはぐるま主催の餅つき会が行われました。多くのボランティアのみなさんが準備から協力され、とても賑わっていました。
足白地区の鬼火焚き
足白地区で鬼火焚きが行われました。
この行事は、足白小学校の統廃合をきっかけに、地域をもう一度盛り上げていこうと、昔行われていたものを復活させられたそうで、今年で2回目となります。
正月を明けて、昨年の3倍近くの竹笹などを使いやぐらづくりに取り掛かったそうですが、完成してまもなく強風によって、崩れてしまい、再度立て直してこの日を迎えました。
午前6時、地域の住民の方たちが見守る中、子どもたちがたいまつで火を入れると、やぐらはバチっ、バチっと音を立てながら、あっと言う間に大きな火柱となって燃え上がりました。
竹が燃える大きな音と熱気に圧倒されながら、火柱を見上げている子どもたちの後ろ姿がとても印象的でした。
稲築地区福祉推進員第1ブロック懇談会
午前10時から稲築才田公民館で、稲築地区福祉推進員の第1ブロックの懇談会を開催しました。
この懇談会は年に一度開催しており、5つのブロックに分かれて、それぞれの日々の活動等について、意見・情報交換等を行っています。
今日の懇談会の中での意見等を一部ご紹介します。
【ふれあいいきいきサロン・地域福祉部活動の現状や課題】
・行政区の範囲が広すぎて、1か所で実施するのであれば、送迎が必要になる。もっと小さな範囲で集まる場が必要だと思う。
・サロン以外にも趣味の活動など集まる機会はいくつかあるが、参加する人は決まっていて、男性の参加が少ない。
・以前は、参加者を世話役がもてなすような感じが強かった。しかし世話をしていた人たちも高齢化してきて、負担が大きくなり、みんなでするような意識に変わってきた。
・毎回ごはんを作るというのは負担に感じる。継続して実施していくには、お茶飲みのような感じで気軽に集まれるサロンにしていくことも検討したい。
【福祉課題等】
・マップ作りは地域のことを考えるきっかけになると思うので、自分の地域でもやっていきたいと思うが、みんなをやる気にさせるためには、まず「なぜ必要なのか」ということをしっかりと話していく必要があると思う。
・サロンや地域福祉部などの会合の時に、社協のことやまちづくりのことなどについて、話をしてもらう機会を設けたい。
・地域福祉部としての取り組みは、ほとんど行事ばかりで、地域の福祉課題などを話し合う機会になっていない。
残りの4つのブロックも今月中に開催する予定にしていますので、その様子もまたご紹介したいと思います。
フリースペースにて
今日は、寄ってこハウスでフリースペースを開設しました。
パソコンを持ち込んで過ごされる方、お話をされる方がおられ、それぞれが自由な時間を過ごしました。
昨年10月から始まり4か月目に突入です。
ビリヤード台があればいいなという参加者の声があったので、フリースペースを一緒に運営しているひきこもり家族の会『つながり』のみなさんと話し合い、ミニ版を購入することになりました。もうすぐ届くので、みなさん楽しみにされていました。
その他にトランプ、将棋、卓球など好きなことをして過ごすことができます。
次回は、1月22日(木)13時30分からです。参加希望の方は、下記までご連絡ください。
嘉麻市社会福祉協議会 担当 木原 0948-42-0751
E-mail tiiki@kama.syakyo.com
在宅介護者の集い定例会
午後1時から山田ふれあいハウスで在宅介護者の集い定例会を開催し、8名の方が参加されました。
今日は年が明けて初めての集いということで、挨拶をした後、正月中の出来事から話が始まりました。
ご主人を介護しているAさんのお宅には、娘さん夫婦が帰省して来られ、介護も手伝ってくれたそうです。しかし、ベッドから車いすへの移乗中に娘さんとご主人が一緒に転倒してしまったそうです。幸いどちらとも怪我はありませんでしたが、なかなか起き上がることができず、近所の方に手伝ってもらって、ようやく車いすに乗ることができたそうです。
他にも同じような経験をされた方がおられ、「そういう時って近所の人がスーパーマンに見えるほど、心強く感じるよね」、「昼は仕事に出ている人が多い、夜には気が引けて、頼み事もお願いできない。近所にいつでも頼りにできるスーパーマンのような存在がいてくれれば心強い」「昔は近所に目配り、気配りをしてくれる年配の方がいたけれど、最近はそういう人が少なくなった」など様々な話が出ていました。
また、義母を介護しているBさんは、「最近、自分がいっぱいいっぱいで義母に優しくできなくなってきている。」と話されました。ほかの参加者は自分の経験などを話しながら「がんばっているのはみんなが見ているから、もう少し肩の力を抜いてもいいんじゃない」などたくさんの声をかけられていました。
来月は12日(木)に開催する予定です。
民法入門学習会2日目
今日は、13時から、稲築住民センター2階会議室で、民法入門学習会2日目を開催しました。
講師には、成年後見センター・リーガルサポート福岡支部の加藤丈雄司法書士をお招きし、物権について学びました。
今日勉強したことを一部紹介します。
・民法第177条(不動産に関する物権の変動の対抗要件)
不動産に関する物権の得喪及び変更は、不動産登記法その他の登記に関する法律の定めるところに従いその登記をしなければ、第三者に対抗することができない。
土地や建物などの不動産を買った場合などには、必ず登記をする必要があります。登記というのは、仮に甲という土地があった場合、その甲という土地の所有者が誰なのかということが記載されている帳簿のようなものです。そして、登記簿は法務局に備えてあり、誰でも閲覧し、調べることができます。
その登記をしておかないと、誰かに売られることもあるということです。うっかり登録手続きをされていない土地や建物も多くあるそうです。
後見人として財産を管理する上で登記に関する知識はとても大切なことだなと感じました。
また、質疑応答では、実際の事例についてお答えいただき、普段の仕事の中で疑問に思っていることも理解することができました。
次回は、債権を勉強します。