竹田市生活支援整備事業視察2日目

11月22日(火)、昨日に引き続き、大分県竹田市を視察しました。
まず、竹田市総合社会福祉センターに行き、竹田市の地域包括ケアの取り組みについて、お話を聞きました。住み慣れた地域でずっと暮らしていくために、住民が主役となり専門機関と連携しながら、居場所作りや生きがいづくりに取り組んでいるそうです。
その後、久住地区にある『暮らしのサポートセンター久住りんどう』を見学しました。暮らしのサポートセンターとは、誰でも気軽に立ち寄れる場を拠点として、人と人とが触れ合える温かい交流事業や、ちょっとした困りごとをセンターの会員である住民同士で解決していく生活支援サービスを展開しています。
今日は週に2回の体操教室が開催されており、参加された方たちと昼食を一緒に食べながらお話を聞きました。この昼食も会員である住民の方の手作りで、昼食を作った方は「みんなにおいしいと食べてもらえて嬉しいし、作りがいがある」と笑顔で話してくれました。
今回の竹田市の取り組みや支えあいの仕組みを参考に、嘉麻市ならではの地域づくりを目指していきたいと思います!

2016_112222_5604_099

竹田市生活支援体制整備事業視察1日目

11月21日(月)、今日は生活支援体制事業の先進地である大分県竹田市に視察に来ました。
竹田市は、住民主体の地域づくりを目指し、住民の話し合いの場となる、よっちはなそう会を各地区で開催しています。
今日は、よっちはなそう会をどう進めていくべきかといった話し合いに参加させていただいた後、豊岡地区と嫗岳地区にお邪魔し、それぞれの地区の課題に合わせたテーマで市民の方とグループワークを行いました。
たくさんの意見が出て、とても勉強になりました。
この学びを嘉麻市の協議体の取り組みにも活かしていきたいと思います!
image

平第一ふれあいいきいきサロン

今日は下平公民館で平第一ふれあいいきいきサロンが開催されました。
地域の子どもさんも含め、20名以上の方が参加されていました。
昼食をとり終えた午後1時頃からは、飯塚市や嘉麻市でボランティア活動をされている楽笑歌がゲストとして登場しました。
楽笑歌の佐々木さんは最近活動中に、ボランティアで尺八の演奏をされている山本さんと知り合い、一緒に活動する機会が増えているそうで、今回も山本さんによる演歌や懐メロなどの尺八演奏からスタートしました。
40分ほどの演奏の後、佐々木さんのウクレレ漫談にバトンタッチ。
昔懐かしい歌で会場は大変盛り上がり、涙を流してまで笑ったのは久し振りと話される方もいました。みなさんの笑顔がたくさん見れて、こちらまであたたかい気持ちになる1時間でした。
image

今月の一冊

社協だよりえがおNO.129に掲載した「今月の一冊」を紹介します。
ルポ消えた子どもたち 虐待・監禁の深層に迫る
著者/NHKスペシャル「消えた子どもたち」取材班 出版社/NHK出版

この本は、何らかの理由で、社会とのつながりを絶たれた子どもを「消えた子ども」ととらえ、子ども本人に直接話しを聞き、独自のアンケート調査や取材をした報道番組「NHKスペシャル」を書籍化したものです。 2014年5月、神奈川県厚木市のアパートの一室で、男の子が白骨化した遺体で発見された事件をきっかけに取材は始まりました。18歳まで親に監禁された少女、貧困により車上生活を送った少年、精神疾患の親を世話していた少女など、様々な親の事情によって学校に通えず教育を受けられなかったことや、家族以外の人との接点が絶たれ誰にも助けを求められなかった当時の様子が、子どもたちの声によって語られています。過酷だった人生の一部を自らの言葉で話すことは、とても勇気のいることであり、「自分のような思いをしてほしくないから話すと決めた」という決意と大切なメッセージが込められています。なぜこのような問題がおこるのか、子どもたちの周囲にいる人々が気づけなかったのかと考えた時に、家庭の問題として片付けるのではなく、社会の問題としてとらえる必要があると思います。様々な生きづらさを抱えた親が誰かに相談できていれば、もしくは異変に気付いた誰かが行動を起こしていれば、もっと早い段階で子どもたちの声なきSOSに気付けたかもしれません。何か異変に気付いたとしても、いきなり隣近所の家庭に介入することは容易ではないので、日頃からの「困った時はお互い様」と言えるような関係づくりが大切であると感じました。

平成28年度赤い羽根共同募金キャッチフレーズ
  優秀作 「思いやり 広がる 笑顔の輪」

昨日、平成28年度赤い羽根共同募金のキャッチフレーズ入選学校の表彰式が山田中学校で行われ、優秀作に選ばれた2年生の樋口朋華さんと、特別賞を受賞された山田中学校を代表して、松岡琢磨校長に賞状が手渡されました。

blur_edgesblur_edges-1

img_3675-2  同校では、熊本地震の募金活動きっかけにキャッチフレーズ募集を知り、樋口さんの担任の徳崎先生が中心となって呼びかけたところ、62作品の応募があり、今回の受賞につながったとのことです。

 嘉麻市支会の村上曙生会長から賞状を授与された樋口さんは「初めての応募で入選し、とても嬉しいです。来年は最優秀賞に選ばれるよう頑張ります。」と喜びと次回への意気込みを語り、松岡校長は、「生徒たちの日頃の努力が実を結び、とてもありがたいです。」と、話されていました。

 

ふるさとへの手紙

広報紙えがおでふるさとへの手紙というコーナーがあります。このコーナーでは嘉麻市出身の方にふるさとへの思いを寄稿していただいています。

「昔の思い出を振り返る良い機会になった」、「寄稿したことがきっかけで疎遠になっていた人から連絡がきてうれしかった」といった声をいただいています。たくさんの方に思いを綴っていただきたいと思っていますので、書いてみようかなと思われる方、どなたか寄稿できる方をご紹介いただける方はぜひ下記までご連絡ください。

嘉麻市社会福祉協議会 TEL 0948-42-0751

福岡県相談支援従事者初任者研修5日目

11月16日、今日は、福岡県相談支援従事者初任者研修の最終日でした。
まず、モニタリングについての講義を受け、どんな視点を持って進めていくのかを学びました。その後は、モニタリングシートを個人ワークで作成しました。モニタリングすることで、ご本人のストレングスを新たに発見でき、支援の方向性が変わっていくことがわかりました。
その後は、地域自立支援協議会の役割と活用についての講義を受け、個別課題を地域の課題として考えるという視点をグループで共有しました。
五日間に渡る研修は終わりましたが、これからもっと勉強していかねばと感じました。

福岡県相談支援従事者初任者研修4日目

11月15日、今日は、平成28年度福岡県相談支援専門員従事者研修4日目でした。
午前中は、どのようにアセスメントを進めていくかを学びました。
そして、午後からは、グループで事例のニーズを整理し、計画案を作成しました。計画案作成は、実習課題を含めて3回目となるのですが、ご本人の思いを大切にしながら優先順位をつけていくことが難しいなと思いました。
その後は、サービス担当者会議についての講義を受け、講師の方々による模擬担当者会議を見ました。相談支援専門員としてどのように会議を進めなければならないか、どんな準備が必要なのかを考えることができました。

日常生活自立支援事業 第1回基幹的社協会議

11月14日、今日は、クローバープラザに行き、日常生活自立支援事業基幹的社協会議に出席しました。
福岡県内の9社協が集まり、実施状況や運営について意見交換をしました。課題としては、それぞれの市町村社協で支援の考え方に温度差があること、周りの支援者が無理に利用を進めようとすることなどが挙げられ、本当に必要な方へ支援をしていくためにどうしたらいいかについていろいろな意見が出ました。
みなさんの意見をお伺いし、改めて、社協活動の一つとして、大切な事業であることを感じました。また、この事業でたくさんの方との出会いがあったことが頭に浮かびました。そして、独自の地域福祉権利擁護事業や法人後見事業がスタートしたきっかけにもなったことも。
現在、基幹的社協として、約50名の方と一緒にいろんなことを悩んだり、考えたりしています。専門員としては微力ですが、地元の社協職員や支援員と一緒にこれまで以上に真摯に向き合っていきたいなと思いました。
 

第3回生活困窮者自立支援全国研究交流大会(2日目)

11月13日、今日の研究交流大会は慶応義塾大学日吉キャンパスにて開催されました。
午前中は、「まずは安心して住むことから!〜これからの居住支援と住居確保給付一時生活支援」の分科会に参加しました。
嘉麻市でも、仕事がない上にお金がない、食べるものがないといった相談とともに家賃を滞納し退去しなければならない、保証人がおらず住まいが見つからないといった相談があり、住まいについては、とてもハードルの高い問題だと感じていました。
不動産会社との連携や空き家を生かした仕組みづくり、賃貸借保証事業の取り組みなどを伺い、様々な機関と連携して進めていかなければ、解決できない課題である事を再確認しました。
image
午後からは、自立支援のための家系相談支援活用術〜めざせ必須事業〜の分科会に参加しました。
本会も、平成28年4月から家計相談支援事業を受託しています。経済的に困窮している方のほとんどは、家計支援が必要な方ですが、プランの対象となる方や家計の支援方法に悩むことが多く、また、見える成果を生み出すまでには至っていませんでした。
4つの市が取り組んでいる家計相談支援事業の仕組みや工夫、対象者や今後の課題について話を聞き、センターとしての課題が見えたような気がします。相談者ご自身が家計状況を意識することで、見えてくる改善策や想像する未来の生活などがあり、家計相談支援の役割と支援のあり方を学ぶことができました。

今回の研究大会では、厚生労働省や国会議員などからの話もあり、最先端の情報や目指すべき地域像、課題などを聞くことができました。2日間の学びを、今後の相談に生かしていきたいと思います。