南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ76日目

今日の、南阿蘇村は風は少し強かったですが久しぶりに雲の切れ間から青空が見える気持ちのよい朝をむかえました。ボランティアさんの活動は火曜日のためお休みでしたが、竹田ベースキャンプからは今日も岡山県にある自動車会社のラグビー部の7人が活動にこられローラー調査等に参加しました。この方々は今後も5泊6日のクールで竹田ベースキャンプを通じて活動に入るそうです。私はこの中の1人の方とペアを組み川後田地区にローラー調査に入りました。ここは過去にも大きな水害にあったことがある地区で防災無線で避難指示が何度も出るため、老親を自宅に連れて帰ることはいざというとき動けないので難しいとの話しがありました。また、この地区で毎月10日に開催される老人会の集まりには毎回参加してお喋りや食事、掃除を楽しんでいるとのことでした。避難している娘の家には誰も訪ねてこないので昼間だけでも畑仕事や片付けのために家に帰ると友達や知人が訪ねて来てくれるので、嬉しいとの話しもありました。今日のローラー調査を終えて今後の支援は分断されてしまった地域の繋がりをいかに保っていけるかが大切だと感じました。明日は大雨警報が発令されているため活動はありません。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ75日目

今日は天候次第でボランティアさんの受け入れを行うことにしていましたが、朝8時の時点で雨足が強くなり、断続的に降り続くという予報であったため、受け入れは急遽中止となりました。竹田ベースキャンプからはすでに出発していたため、車中で中止を伝えることとなりました。悪天候のため、当初の予定が変更となり、私は、レントハウスのビニールシートの張り替えニーズをRQ 九州さんの協力を得て解決できるように、依頼者の日程を伝えるなどの調整を行いました。このニーズは、天候がよければ7月15日にセンターからお願いするボランティアさんとRQ 九州さんとで役割分担し対応します。その後は、午前、午後と高森町社協の方と2人でニーズ調査に行きました。内容は、倒壊したブロック塀の解体と運搬、敷地内に流入した土砂の撤去と運搬などでした。調査を終えてからは、昨日ローラー調査で訪問した際に尋ねられた震災関連死に関する弔慰金等の情報をお伝えするため、その方のお宅を訪問しました。南阿蘇村が作成している生活再建に向けた被災者支援に関するお知らせを手渡しました。明日は、火曜日のためボランティアの受け入れはありません。水曜日は天候もよくなりそうなので、多くボランティアさんのご協力をお願いします。

第4回協議体についての勉強会

7月11日、今日は山田市民センターにて第4回協議体についての勉強会を行いました。講師に公益財団法人さわやか福祉財団の阿部かおりさんと竹下順一さんを迎え、〜地域の良いところ(強み)を発見しよう〜をテーマに話していただきました。協議体は地域の困り事を自由に話せる場であり、子どもや孫の世代まで、無理なく継続できる解決の仕組みを、考える場にしましょうと話されました。

グループワークでは、第3回目の勉強会で出し合った地区の良いところを更に深めました。良いところを出し合う中で、 ほとんどの地区に、買い物や移動、居場所などの共通した課題があることがわかりました。また認知症の方を地域で支える仕組みや、盆踊りや祭りなどの地域の行事が世代を超えた交流の場となっており、続けていくためにどうしたら良いのかなど、たくさんの意見が出ました。

2016_071119_2411_191

次回は8月5日(金)に中学校区ごとに分かれて、お住いの地区にある社会資源をみなさんで見つけていきたいと思います。ぜひ、勉強会にご参加ください。

  • 稲築西、東地区→稲築地区公民館(13:30~)
  • 碓井地区→碓井地区公民館(10:00~)
  • 山田地区→山田生涯学習館(13:30~)
  • 嘉穂地区→夢サイトかほ(10:00~)

会場は上記の4つの会場で開催します。地区ごとに時間も異なりますので、お気をつけください。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ74日目

今日の南阿蘇村は、朝から小雨が降り続くあいにくの天候でしたが、ボランティアさんの受け入れと活動は、予定通り行われました。竹田ベースキャンプからは、18人が活動しました。朝は、マッチングを担当し、ボランティアさんを送り出してから、私は竹田ベースキャンプから入った方とペアを組み、長野地区のローラー調査に入り、27軒を訪問しました。長野地区は今回の水害でもっとも被害が大きかったところで、地震で出なくなった水がようやく復旧した矢先の水害でまた水が出なくなり、本当に困っていると、お会いできた12人全ての方が言われました。お会いできた方には、ペットボトルの水を手渡しました。センターに戻り、訪問票の整理、地図への落とし込みを行いました。明日も南阿蘇村は雨が降る見込みですか、予定通りボランティアさんの受け入れは行います。雨が降らないことを願っています。

南阿蘇村支援竹田ベースキャンプ73日目

昨日からの雨は早朝まで降り続いていましたが、その後予報を覆し、良い天気となりました。
ボランティアさんの活動は当初の予定通りありませんでしたが、東下田地区、中松3区の2地区を6班に分けて、担当地区内を一軒一軒まわって困りごとや状況を聞いてまわるローラー調査を行いました。
本会職員は竹田ベースキャンプを通じて、岡山県から参加された企業のボランティアさんとともに中松3区の38軒のお宅を訪問しました。
image
中松3区は倒壊している家屋は少ない状況で、ご自宅で生活されている方も多く、13名のかたから話を伺うことができました。
この地区では昭和28年に、川が決壊して、家が流されるなどの大きな水害が起きたことがあるそうで、先日の大雨によって、田畑の法面や畦道が崩れるなどの被害が生じたこと、そして今後大雨が降り、再び大きな被害がでるのではないかと不安を感じている方がたくさんおられることがわかりました。。
また、もうボランティア活動はしていないかと思ったと話される方や、他の被害の大きかった地区と比べると、被害は小さいので、ボランティアさんの力を借りずになんとかしようと思ったという方もおられました。あらためて、一軒一軒訪問して話を伺っていくことが大切であることを実感しました。
明日の予報はくもりとなっており、活動も再開される予定です。みなさまのご協力をお願いいたします。

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ72日目

7月8日、今日の南阿蘇村は1日雨が降り続きました。 予定していたローラー調査(一軒一軒訪問して状況や困りごとを伺う)も雨による土砂災害の危険性を考慮して中止となりました。 そのため、本会職員は、これまでボランティアさんが活動したお宅を地図に落とし込んでいく作業を行いました。 また、今日唯一の活動にボランティアさん2名と他社協の職員の方たちとともに伺いました。動かなくなってしまった車を動かすというもので、5名で対応したこともあり、活動自体は15分程度で終わりました。 明日も雨の予報となっており、ボランティアさんの活動は中止となっています。
下の写真は、竹田ベースキャンプを通じて活動に参加されている嘉麻市のTさんが昨日持ってきてくださったものです。
image
Tさんは全国を回って、各地の道の駅やお寺で、熊本・大分へのメッセージを書いてもらったそうです。「一日も早い復興を応援しています」「私たちも水害にあった時、いろんな人に助けてもらいました。できることで応援しています」など、心温まるメッセージがびっしりと書かれています。
この寄せ書きは、センターの事務所内に掲示されています。本当にありがとうございます。

下臼井東サロンにおじゃましました♪

7月8日、今日は下臼井東西部公民館で開催されたふれあい・いきいきサロンにおじゃまし、地域調べを行いました。
みなさんに、「下臼井東といえばなんですか?」と伺うと、伝統行事や炭鉱の歴史の話で盛り上がりました。下臼井は千手川と嘉麻川に挟まれた土地だったため昔は造り酒屋が多かったこと、学校関係や役場の職員が多く在住していたこと、牛まつりや千人祭りなどの行事があること、自然豊かでうぐいすの鳴く声が聞こえることなどを教えていただきました。課題については、若い人が減り伝統行事の維持ができないこと、買い物に行くために交通の便が悪いこと、避難場所がよくわからず不安があるという意見が出ました。みなさん「意外と行事やいいところがたくさんあるんだね」と話され、改めて地域を見つめ直し課題を共有できた時間となりました。下臼井東サロンのみなさん、ありがとうございました(^-^)
IMG_20160708_143136

南阿蘇支援竹田ベースキャンプ71日目

今日の南阿蘇村生活復興支援ボランティアセンターは予定どおり行われ、40人のボランティアさんにご協力いただき、5件のニーズに対応していただきました。そのうち、竹田ベースキャンプからのボランティアさんは、28人でした。

私は、阿蘇広域消防の職員さんに同行し、昨日からの継続作業のブルーシート張りのお手伝いをしました。

今日は、昨日終えることができなかった2階部分の屋根にかかっているブルーシートの張り直しだったのですが、業務の都合上、2名の職員さんしかくることができず、作業にも大変な苦労があったと察します。

それでも慎重かつ手際よく、お互いに声を掛け合いながら作業を進められ、若い二人の消防士さんがとても頼もしく思えました。IMG_0327

また、今日は、嘉麻市の方から南阿蘇にすてきな贈り物をもってきていただきました。詳しくは、明日のこのブログで紹介いたします。

市民後見人養成フォローアップ講座施設実習2日目

7月7日、今日は市民後見人養成フォローアップ講座受講者4名がミライステップ飯田での実習に参加しました。
初めに、理事長の村上さんから精神障害者施策の歴史や筑豊地区、嘉麻市の状況、NPO法人としての取り組みの概要等について説明を受けました。
さまざまなサービスや人の力を借りて、地域で自立した生活を送れるように支援していること、金銭の管理や行政手続きなどのサポートを必要とされている方が多いことを話されました。
その後、アパートタイプのグループホームや生活介護事業所などを見学し、利用者の方々と一緒に作業に参加しました。
次回は、12日に第二稲穂園で実習を行う予定です。

市民後見人養成フォローアップ講座施設実習スタート

7月6日、市民後見人養成フォローアップ講座の施設実習がスタートしました。
今日は、障害者支援施設三愛園に3名の方が参加されました。
はじめに、職員の方から施設の概要や入所されている方の状況等について、説明を受けました。
現在、高齢化が進んできていること、また身寄りのない方もおられ、数名の方が成年後見制度を利用されているが、今後その必要性はもっと増えてくることなどの話がありました。
施設内を見学させてもらい、プライバシーへの配慮やその方の状況にあった環境や設備の設定など様々な部分に配慮されていることを知りました。
t20160706
その後、入所されている方々とお話をしました。入所者の方から積極的に声をかけていただき、少しずつ距離感を縮めながら、趣味のことや普段の生活のことなどを話題にコミュニケーションを図られていました。
明日は4名の方がミライステップ飯田で実習を行う予定です。